【老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます】第11話感想｜ゴブリンを花火で倒すシーン、ものすごく納得できない。もっと何とかならなかったのか？

ミツハ役の長江さんが頑張っていることもあって､ミツハの姫巫女としてのパロディ折り込み済みの演説シーンやウルフファングの社長の行動が良い味を出していて良かったとは思ったのですが｡前話から続いていた序盤のゴブリンとの戦い(Web版の要素)がとっ散らかってしまっていたのは残念な気がいたしました｡【おまけ】ちなみに大雑把な異世界ファンタジー物で売りのはずの設定がとっ散らかっていて､お互いにメインタイトルの意味がどこかへ行ってしまった繋がりで､某・『R○G不動産』(円盤購入済みW)の後で録画をした『ろうきん』を見ると『ろうきん』の良さが何となく出ている気がしましたW

帝国の無作法に関しては、侵略うんぬんというよりはむしろ「敵国の軍議に暗殺者を放って総司令官を殺そうとした」という一点のみでも充分に断罪されるべきですね。
Aパートのゴブリンとの会敵場面では、やはりヘッドショットでしか死んではいなくて着火剤と花火で撃退できたのは、炎と熱がゴブリンにとって銃弾よりもわかりやすい既知の恐怖なので退却してしまったということだと思います。
原作でも帝国との戦闘場面はあまりうまく書けていた記憶はない（基本的に経営パートの方が面白い）のですが、アニメで具体的に絵として見せてしまったことでよりうまくない部分が際立ってしまった気がします。
傍目八目(おかめはちもく)というのもあるんでしょうが、基本的にミツハがどこか抜けていて戦闘や避難に関する最適解からは程遠い行動しか取れていないということなんだと思います。
ひとつ擁護すべき点があるとすれば、やられ方が敵の生存者にもある程度身に染みて伝わるようにしておかないと、侵略が再発するというのがあるかも。どこかに転送されてしまうのも目前で見れば脅威でしょうが、それ以上に「不明の武器で重傷を負わされて退却する」という体験をしたものが多く帰国して周囲にそれを語れば、帝国側の今後の戦意をより強くくじくことは出来そうです。