【異世界漫画】無自覚な天才魔導具師はのんびり暮らしたい。 1~27,1【マンガ動画】

【異世界漫画】無自覚な天才魔導具師はのんびり暮らしたい。 1~27,1【マンガ動画】



【異世界漫画】無自覚な天才魔導具師はのんびり暮らしたい。 1~27,1【マンガ動画】

やったね。すごい威力よ。さすがは アルベルト様です。これなら奴も 立ち上がってはこれないでしょう。2人は 喜びの声をあげる。反対にアルベルトの 表情は曇っている。そうだといいがな。 かりと膝をつくアルベルト。呼吸は乱れ 全身に力が入らないのかガクガクと震えて いた。力切れの症状だ。顔色が青くなって いる。アルベルト様、大丈夫あるか?歯は 全ての力を出し尽くしてしまったな。魔力 が限界だよ。これで生きていたらもうどう しようもないね。力なく笑うアルベルトを 支えるタオもシルファもすでに疲労後輩と いった具合だ。地の魔術では数は癒せても 魔力や疲労までは癒せないからな。当然 この絵も立っているのがやっとの様子で ある。全員が祈るような顔で炎を見据える 中、津と地面が揺れた。炎の中でゆらりと 巨大な影が揺らめく。くくくふ 人間にしてはやるではありませんか。炎を かき分け現れたのは傷1つないパズだ。 後ろにはよめきながらも立ち上がりつつ あるベアウルフたちもいる。その姿を見た 全員の顔が絶望に染まる。ば、バカな。 氷学の顔を浮かべるアルベルトを見てパズ は兄と広格をあげる。甘いですね。我は 魔人。人間の魔術など聞かないのですよ。 パズが笑うと黒い吐息が吐き出される。 気づけばそれは辺りを包み込んでいた。う ぐ。この絵が埋めき声をもらし倒れていく 。タオもシルファもだ。みんなバタバタと 倒れしていく。くわは。我が魔力を吸い 続けたものは何者であろうと自我を失い、 操り人形となるのですよ。人間にしては 持った方ですが、それもここまで。安心し なさい。これからは我が下木として使って あげましょう。大笑いしていたパズだが、 すぐにその顔が怖ばる。視線はまっすぐ 俺礼へと注がえていた。ば、バカな。なぜ 我が魔力を吸い込んで意識があるのだ。え 、さあ、ローバイエルパズに俺は首を かしげて返した。無駄ね。ボスを倒すまで 開かないよ。そういえばダンジョンには 不思議な部屋がいくつかあるらしい。 ワープする部屋や魔物が異常にいる部屋、 回復できる部屋など特にボスの部屋は1度 入ると倒すまで出られないとかフーム魔術 以外での結界か。実に興味深い。ぐる 唸り声と共に部屋の奥から巨大な4速が 進み出てくる。灰色の毛に青い瞳。鋭い牙 の魔物だ。グレイウルフね。危ないから ロイドは下がってるよ。ガウタオが構える と同時にグレウルフが飛びかかる。鋭い爪 による引っかきを少しだけ下がってかわし 飛行団を放った。命中グレウルフは 引き飛びながらも姿勢を立て直し着地する 。戦闘はタオが優勢だ。接近線しかでき ないグレウルフはタオの身のこなしと飛行 団になす術がないようである。とりあえず 任せても問題なさそうだな。俺はこっちの 結界を調べさせてもらおう。ボスを倒し たら消えるみたいだし。ロベルトにかっこ いいとこミセルある。そしてつられ念の 彼氏ゲットね。そのためにお前には踏み台 になってもらうよ。おお。タオは何か 独り言を言いながら戦っているが、 グレウルフの吠え声でよく聞こえない。 なるほど。この結界の魔力供給源は ダンジョンなのか。ということは結界は ダンジョンの能力。入った途端に発動する ということは自動制御だよな。これはどの ダンジョンにもあるものらしいがそこまで して侵入者をボスから逃がしたくない理由 は何だろうか。そもそもなぜ侵入者を 招き入れる?人を倒して栄養にしているの かも。ってこっち見てない。あるう。ああ 、うるさい。集中できないぞ。風景討術 音声車断。よし、これでうるさくない。 集中して考え事ができるというものである 。油ですか?翌朝、俺はシーツを干しに来 たシルファに声をかける。まずい液の原料 である油。まずはこれが大量に欲しい。 うん。水瓶にいっぱい欲しいんだ。魔術の 実験で使いたくて。それは構いませんが。 ふむ。そうですね。条件があります。 シルファはそう言ってにやりと笑う。私 から堅術ごっこで1本取ることができたら 差し上げますよ。やっぱりそう来るだろう と思ったよ。シルファは俺がお願い事を する時は大体そう言って交わすのだ。いつ もはそのまま引き下がっていたが、今回は そういうわけにはいかない。分かったよ。 野郎、シルファ。俺が頷くとシルファは 驚き目を丸くした。ほ、本当でございます か?聞き違いではなく。うん。必要だから 。じゃあ俺は準備して中庭に行くから シルファも早く来てよ。 はあ。ボケた返事をするシルファに背を 向け、俺は中庭へと向かう。しばらくする と半カちで目元を拭いながらシルファが 現れた。う、ブス。ロイド様がこんなにも やる気を見せてくださるなんて。うう。 シルファは嬉しございます。なぜか涙を 流して感激しているシルファ。はっきり 言ってそこまで完激されても困るんだが。 言っておくけど、シルファ魔術は使わせて もらうからね。ええ、もちろんです。 いくらロイド様でも現実のみで私から1本 取るのは難しいでしょうし、まあ、そんな 許可を得ずともすでに使ってはいるのだが 、要は言い訳作りである。攻撃魔術を併用 して戦えばシルファ相手に勝ってしまって も言い訳が効くだろう。さあ、いつでも いらしてください。うん。牧刀を片手で 持ち、もう片方の手で火球を生み出す。 制限は買魔術のみ。威力は加減いっぱい。 このくらいなら魔術好きの子供が使って不 自然でないレベルだろう。当然シルファの 権技はすでにコピー済みである。行くよ。 先手必勝とばかりに火球を放ち、そのすぐ 後ろをかける。できるだけ断速を遅くだ。 どうせ早く売っても買わされるし、それ ならこうして盾として使った方がいい。 無駄です。シルファが牧刀を振うと あっさり火球は消し飛ばされてしまった。 もちろん想定ない火球旗田のめくらましだ 。俺は走りながらすでに土球を発動させて いる。かき消した炎の後には土の壁ができ ていた。手間のかかり具合も全く違うので かなり高価らしく俺も見るのは初めてだ。 こんなもんをポンと不用に差し出せるとは この国は豊かなんですな。全くもってその 通りである。俺がこうして気まに魔術で 遊べるのも国が豊かなおかげだな。父 チャールズには感謝しかない。それじゃあ 魔剣への不与試してみるか。魔剣は すでに式が編み込まれているため、それに 付与を加えるのはかなり何度が高いとされ ている。相性の悪い付与だと術式が総裁し 事態が破壊されてしまうのだ。慎重に行か ないとな。俺は魔剣に手を触れ意識を集中 。術式を読み取っていく。ふむ。剣に 編み込まれているのは魔術増幅の術式だな 。魔剣には2つのタイプがあり、1つは それ自体に魔術が込められたもの。もう1 つは魔術を増幅するもので、これは校舎だ 。アルベルトも魔術師だし、間違いある前 。増幅なら術式を書き換えて売化にして みるか。見たところ増幅倍率は2割増しと いったところか。これを2倍増しにすれば 格段に効果は向上する。ただ一部とはいえ 術式を書き換えるのもまた結構なリスクを 伴うんだよな。下手したらこなご々なに なってしまう。だったら付与するのは補強 の術式だな。つまり強度を上げるもので ある。これを塗布すれば多分耐えられる だろう。多分。まあアずるよりうむが 優しいというしやってみるか。まずは術式 の書き換え。2割増しの術式を2倍増しへ と書き換えていく。 書き換えが終わると剣から白い煙が登り 始める。ロイド様やべえですよ。何度か剣 を破壊したから分かる。これは壊れる兆候 だ。早く補強の付与を終わらせる。俺は 呼吸を落ち着かせながらまずい液を塗布し ていく。すると煙が収まる。術式が馴染ん だのか安定してきたようだ。ふう。 危なかったな。 危うく高な魔剣がへしれるところだった。 しょっぴり日々が入ってるがギリギリ政府 だともあれ多少の犠牲は出したものの無事 不与は終わったのである。こよしなかなか 筋が良いよ。俺が気を巡らせ手元に集める のを見てタオが嬉しそうに手を叩く。タオ は俺が日に興味を持ったのがよほど 嬉しかったのか親切にも色々と教えてくれ ている。教え方もうまく俺自身に下地が あったこともありおかげである程度木の 操作はできるようになっていた。大した ものね。こんな短期間で木を物にするとは びっくりよ。タオの教え方がいいんだよ。 実際に気を使っているのを見ながらだと 分かりやすいしね。ま、そんなこと言って 褒めても何も出ないあるよ。タオは嬉し そうに腰をくねらせながら俺の背中を ツンツンしてくる。教えてくれるのは ありがたいがちょっと気持ち悪いのが玉に 傷だ。しかしロベルト木の呼吸辛くないか ?慣れないうちは肺にすごく負担かかる はずよ。そうでもないよ。なはずないね。 木の呼吸は肺が焼けつくような痛みあるよ 。あしでもピリピリするから長期は無理な のに。うん。確かに痛いけどでも楽しいし ね。全然苦じゃない。前世でやってた瞑想 で慣れてたからかな。全然平気だ。そ、 そうあるか。俺の言葉にあげれ顔になる。 なんか変なこと言ったかな?それにしても お宝が全く落ちてないな。かなり深くまで 潜っているはずなのに全くお宝に出くわさ ない。ダンジョンにはお宝が眠っていると 聞いていたが不良品なのだろうか。この 程度の魔物しか出てこないダンジョンじゃ 1番奥にしカオタは眠ってないよ。多分 このダンジョンてね。ああ、そうなのか。 ダンジョンはまるで生き物のように成長 する。生まれて間もないダンジョンにいる のは弱い魔物ばかりで回層も浅く、ボスも 弱いが見入りも少ないらしい。高レベル ダンジョンはその逆でどんどん敵が強く 深くなっていく。何百年も攻略されてない ダンジョンはその上には町が立てられ人々 の制業にすらなっているとか。そしてどう やらここが最を見たいよ。階段を降りた先 にてタオが立ち止まると目の前にはぽっと 大穴が開いていた。中には今まで感じた ことのないような強い気配が感じられる。 感じ取ったようね。ベルト。そう、 ダンジョンの作用にはボスがいる。それを 倒せばお宝ゲットね。おお、ついにか。 生まれてすぐのダンジョンみたいだし、 大したお宝は期待できそうにないけどね。 タオはそう言って笑っているが、なんと なく妙に大きな魔力を感じる。弱い割には 魔力が大きくないか。は術タイプの魔物 だろうかともあれここでグズグズしても 仕方ないね。中に入るよ。そう言って ズンズンと中へ入っていくを俺はやや警戒 しながらついていく。中は薄暗らく広い 空間だった。妙な結界が貼られているよう だ。感じた魔力の正体はこれか。俺が中に 入った瞬間、入り口が結界で閉ざされた。 なんだこりゃ。外に出られなくなっている ぞ。触ってみると引かれる。この手触り 魔術ではないのか?感覚的にだが、三石と 同じダンジョンが持つ魔力によるものの ようだ。大量の油を手に入れたことで 改めて実験再開だ。まずい液の調合に成功 すれば色々とできることは増えそうだしね 。ちなみにこの手の調合は前世でもよく やっていた。 安い素材を市場で手に入れてきては学園の 実験室を借りて職媒の調合をしたもので ある。城にも実験に使えそうな部屋はある が、そんなところでやったらさすがに 目立ちすぎる。実質を汚さないようにして やるしかない。まずは結界を貼っておこう 。滝外で部屋の一角1m四方ほどを結界で 囲い実験室とする。水の結界は音や衝撃を 防ぐ効果が高い。これなら中で少々爆発し ても大丈夫だ。調合の材料は揃っている。 大量の油にダンジョンの核、そしてお 小遣いとしてもらっていた十分な銀貨。 今日ほど王族で良かったと思った日はない 。そして銀を溶かす。まずは石型台で石の 器を作り、その上に銀貨を入れる。金の 優点は意外と低いので炎で炙っていれば 普通に溶ける。念のためも1枚滝を重ねし 内部に円列火を放り込む。これでしばらく 放置しておけば銀は解けるだろう。その間 にダンジョンの角をすりつぶしておくか。 もう1つ石の器を作り出し角を水場で ザ切りにする。そして水場に形状変化の 術式を加え歯を増やす。 各に押し付け、さらに高速回転の術式を 加え押し付ける。ガガガ。とを立て、各は 削れていく。よし、いい感じに粉々なに なったぞ。これで赤まの完成だ。ロイド様 、一体いくつの魔術を同時に発動してるん ですかい?見ていたグリモが呆きれたよう な口調で聞いてくる。ん、待機発動させて いるのも含めれば20くらいだが。そ、 そうすか。なぜかどん引きしているグリも 同時発動が可能な魔術の数なんて試した こともないからわからんな。買魔術なら それこそ数えきれないくらいは同時発動 できるし、真面目に答える意味がないと 思うんだがな。おっと、そろそろ銀が溶け た頃だな。調合開始と行くか。取り出した 銀は水滴のように転がせば動く。だからと 言ってこれを油に入れても混じるわけは ないのだが、そこでこいつの出番である。 俺は右手の口を開いた。ロベルト 何をニヤニヤしてるね。ああ、うん。なん でもないよ。それよりこの探検大して価値 がないならもらっても構わないか。元より そのつもりね。お好きにどうぞ。 ありがとう。魔術付与された探検は ちょっと欲しかったんだよな。もちろん上 にもそういった武器などはあるが、高果な ものばかりだし、気軽に分解したりはでき ないのだ。だから不与系統魔術については まだ試していなかったのだが、これで不与 魔術の実験ができるぞ。宝箱の破片と共に 鞄へと放り込んだ。すると午後と辞りがし 始める。 そういやダンジョンは宝箱を取ると消滅 するんだっけか。うん。早く外に出るよ。 俺はタオと共にダンジョンの外へとかける のだった。外へ出ると空は薄暗くなってい た。げしまった。グリモのことを完全に 忘れていた。こんな遅くまで放置して 大丈夫だろうか。どうしたね、ロベルト そワそわして。悪いがちょっと用事を 思い出してね。すまん。俺はタオに謝罪 すると即座に秘傷を念じ、空中へと 飛び上がった。あ、どこへ行くね?悪い。 急いでるんだ。待つよ。せめて連絡先を 交換するあるう。タオのよく響く声を聞き ながら俺は城へと飛んでいく。少し残念だ がもう2度と会うこともないだろう。それ にしても気についても知れたし、魔物も いっぱい見れたし、ダンジョンでも色々 拾えたな。大満足の1日だった。入ってき た時と同じように姿を隠して城内へと戻る 。ホクホク顔で実質に戻るとベッドでは俺 の姿をしたグリモが倒れふしていた。 ただいまああ、そのグリモ大丈夫か?声を かけるとギと首を動かし俺の方を向く。 その表情は完全に死んでいた。 ロイド様、メ度が来たと何度もお知らせしたんですがね。母は悪いな忘れてた。やはり何度か連絡してきたようである。多分魔物に夢中になってた辺りだろうか。どうも集中すると周りの声が聞こえなくなるんだよな。反省。ええ、きっと忙しいんでしょうとなんとか会話はごまかしやした。 ですが、剣術ごっこは結局やることになり ましてね。まあ、ズタズタのボコボコにさ れやしたよ。あのメイド半端な強さじゃ ねえですな。だろうな。グリモが乗り移っ ている人形は俺の身体をコピーして作って いるからな。自慢じゃないが運動神経のな さには自信がある。それだけならいいんで さ。問題はあのメイド自分をぶちのめした 後になぜか泣きながらロイド様の不抜けた 根性を鍛え直しますとか言い出したんすよ 。ああ、サボってると思われたんだろうな 。普段は魔術でシルファの権技をコピーし てるからな。残念ながらそれが俺の実力だ 。そんなわけでついさっきまで打ち合いし てました。昼からずっとね。すまん。俺は 素直に謝罪した。 しばらく外出はできそうにないな。は、俺 様の螺旋クロ戦法を生身で受けたな。てめ は終わりだ。爆勢飛び上がれ。グリモール が何やら方向を上げているその間魔力並は 俺の指先でとまっている。町から派を停止 させ、その構造を見ているのだ。ふむふむ 。螺線であることにも黒色であることにも 特に意味はないか。それでも威力は上がっ ているのはいわゆる気の持ち用というやつ である。怒りなどの感情の高しぶりや 思い込みなどで魔術の性質が変わるという のは応にしてある。とはいえそれは良い ことばかりではなく時には反動を生む。な ので一時期からはあまり推奨されなくなっ たのだが古代魔術はそちら方面で進化して いたのかもしれない。それでここまで威力 が出せるというのも面白い と時間切れか。停止させていたことで受者 からの魔力供給が立たれ、魔力並は消滅し てしまった。まあ観察は十分か。そこまで 複雑なものでもなかったし。消えた魔力並 の先でグリモールは氷学の表情を浮かべて いる。ば、バカな。俺の最大威力の魔術だ ぞ。あれを使えるようになるのに何十年 努力を重ねたと思ってやがる。それを あっさりと驚愕の表情を浮かべる グリモワール。なるほど。今の魔術には 確かに相当の思考錯誤と終練が感じられる 。け操作血のにむような努力の結果だ。 うん。さかし楽しかっただろう。魔術の 修行はとても楽しいものだ。魔人だって それは同じだよな。やっぱり人間も魔人も そこは同じなのだろう。うん。うん。たの ばバカか。てめえはなんだかびっくりして いるな。俺何か変なこと言ったかな?くそ 。ふざけやがって。今度こそグリモールは 再度宣の魔術を唱え始める。うん。同じ やつなら2度も見なくていいかな。 それにあまりレベルが高いとは言えないし 、古代魔術はあまり攻撃性の高いものじゃ ないのかもしれない。ああ、攻撃の方は もう大丈夫。分かったからさ。次は他のを 見せてくれよ。他の?うん。何でもいい けど。そうだね。防御魔術とか。ああ、俺 が攻撃すれば分かりやすいかな。そう言っ て俺は右手をかざし魔力を集めていく。 とりあえず普通の上位魔術から行って みよう。グリモワールは勢いよく返事する と黒いモヤになり俺の右手に入っていくな 。なんだこりゃ。体内の魔力密度が半端 じゃね。こんなギチギチに詰まってやがっ たら俺が入るスペースがねえ。ミ牛では 無理だ。ならせめて手首からぐ。 だめだ。指先 1本すら入れねえ。 おお。 方向の後、手のひに 1 本の線が入り、ぐパッと口が開いた。グリモワールはぜと息を吐いている。はあ。はあ。手のヒアの皮 1 枚が限界だった。何つ魔力密度だ。何かぶつブツ言ってるが無事入れたようである。 お、その手もしかして 20影してた時のか。 え、え、そうでさ、 ロイド様が20 章に興味を持っていたのは分かって癒したからね。もちろんこの身体はロイド様のものですから自分の意思で動かせます。本当か?それは面白そうだ。 20Aか使い方によっては色々なことが できそうだ。うん。ワクワクしてきた。 後で早速試してみよう。身体を乗っるのは 無理だったが、こうして取り入っておけば 奴もそのうち油断するだろう。何焦ること はねえ。じわじわ行くぜ。くひひ。ん、 何か言ったか?グリモール。いえ、何も。 そ、そうだ。ロイド様、自分のことは グリモでいいっすよ。そっか。これからも よろしくな。グリモ。 え、イエイ。噴骨最新ロイド様のために 働かせていただきますぜ。そうこうして いるうちに部屋の片付けが終わり、俺は 諸庫から外へ出て部屋へ戻り、そのまま 眠りに着いた。翌日俺は城の屋上へ来てい た。ロイド様、こんなところに来て一体何 をなさるんで。早速二重A賞を試して みようと思ってね。今は昼休みなので見張 の兵士たちも休憩に行っており誰もいない 。当然結界は展開済み。時間は短いが今 なら心起きなく魔術の実験ができるのだ。 それじゃ力を貸してくれるか。グリモ。 まずは影合わせをしてみよう。演列火球の 影承はできるかい?もちろんでさん。隣に いるのは誰だろう?アルベルトの横に バンダナをした黒髪の男がいた。かなり 鍛えているようで細いがマッチョである。 年はアルベルトと同じくらいだろうか。 鋭い目つきで俺をじっと見ている。白は 随分お前の言うことを聞くようになった みたいだね。はい。アリーゼさんにご教授 いただきました。アリーゼによ。よくあの 説明で理解できたね。泡は少し難易度は 高かったですけれど。苦傷する俺を見て アルベルトは口元に手を当てる。ふむ。 まさかアリーゼのまと魔力の動きを読み 魔獣を操る技を推り習得した。いやいや、 いくらロイドでもさすがにそんなことは できないだろう。単に魔獣がロイドになれ ただけだろうな。うん。ない。アルベルト は日汗を浮かべながら首を振っている。 なんだか顔色が悪い気がするけど大丈夫 だろうか?おいる兄物言ってんだよ。男が しびれを切らしたように声をあげると アルベルトは思い出したように咳払いを1 つした。夫すまない。紹介するよ、ロイド 。彼はディアン。お前の兄だ。え、兄さん ですか?おお、久々だな、ロイド。でも俺 はお前が小さい頃から隣獄バートラムに 行ってたからな。覚えてないか?でっかく なったじゃないか。今帰ったぜ。 ディアンディサルーム。大使王子で俺が3 歳くらいの頃アルベルトと一緒に俺を見に 来たんだっけ?顔にちょっとだけおかげが ある。目つきが悪いとかリアンは俺と同じ くらいの年の頃から優れた火事技術を持つ 隣国バートラムに留学に行っていた。多分 政治的な理由だろう。有効の証とか王子の 見ながら国のために勉強に行くとは立派だ と思った記憶がある。そんなディアンを なぜアルベルトは俺の元へ連れてきたの だろうか。アルニーなんで俺をロイドの ところへ連れてきたんだ。 顔合わせならいつでもいいだろ。どうやら 向こうも同じことを思ったようだ。 アルベルトはにやりと笑う。実は ナディアンこのロイドこそが霊の不与術師 なのだよな。嘘だろ。アル兄。こんなちび がこの魔剣に不与を施したってのか。 リアンは以前俺がアルベルトに付与した 魔剣を指びさして驚いている。そして俺の 目の前にしゃがみ込むと顎に手を当て なめ回すように見つめてきた。ヌー信じ られんがアルニーが嘘を言うとも思えん。 よしロイドお前を試す。こっち来い。そう 言うとディアンは俺を脇に抱え走り出した 。え ?おいディアン待て。どこへ行くんだ? 悪りなある兄。リアンはアルベルトに手を 振るとそのまま駆け出した。というわけで その夜俺は城の地下へ向かうことにした。 信じてくれたアルベルトを裏切るのは少し だけ心がいたんだが、そんなことより 禁じっくり 見て触ってどんな術式が編み込まれている のか観察したい。入ってちょっと見てすぐ 帰れば問題ないだろう。多分深夜目を 覚ました俺はベッドから起き上がると動き やすい服に着替えて廊下へ出る。夫 見つからぬよう姿を隠さなければな。そう 呟いて念じると空気の渦が俺の身体を 包み込む。風景等魔術イント車。これは風 の流れで空気のレンズを浸り出し、光の 屈折を利用して自分の姿を見えなくする 魔術だ。不自然な風の動きを作り出すので 、それなりの使い手が近くにいると気られ てしまうが、城の兵士たち相手なら十分 機能する。ちなみに本来のイント車は術者 が動けば解除されてしまうが、俺のは ゆっくり動けばついてくる要制御してある と言ってもあまり早く動きすぎると残像の ように見えるが歩く速度なら問題なし。 どう中兵士とすれ違ったが俺に気づいた 様子はなかった。道中は順調。あっさりと 地下への階段へたどり着く。入り口には 特に見張りはおらず、俺は階段を降りて いく。古い螺線階段を降りていくつ、 ピリピリと肌を刺すような感覚に襲われる 。これが結界か。近づくとより分かり やすいな。しかもこの結界外からの侵入を 防ぐというよりも中から破られないよう 編み込まれているようだ。どうやら中に やばいものがあるのは確定か。階段を 折り切ると周囲は石の壁で囲まれており、 正面には小さな扉があった。これが結界の 中心か。触れようとすると強い抵抗を 感じる。まずは結界を解かなきゃだなかと 言って力任せに壊すわけにもいかない。 侵入の痕跡は残せないからな。とりあえず 結界を制御し、通貨許可を得る形で通過 するベストだろう。その前に一応結界を 貼っておいた方がいいか。結界の外側から もう1枚結界を展開しておけば中で何か 起きても安心だ。俺が念じると泡のような 形をした魔力が俺を中心に広がっていく。 水形等魔術滝。単純な結界能力はもちろん 主に衝撃や音を柔らげる能力に特化して おり、この中で大爆発が起こっても他に 知られることはない。その後ゆっくりと 結界の構成を調べる。ふむふむなるほど かなり強固な結界だがどうやら王族の地下 それに許可を与えられたものであれば比較 的要因に通過許可を得られるようだな。 結界の制御系統を書き換えてとよし。これ で問題なく通過できる。あとは物理的に鍵 を開けるだけだ。土計灯魔術石型台で 作り出した鍵を差し込みひねると扉は あっさり開いた。どうした?何を戸惑って 嫌がるよ。どうせやと数年で破れる封印だ 。てめえも魔術師なら見れば分かるだろう 。どうせ全員ぶっ殺すところを今壊して くれれば命だけは助けてやろうって言うん だ。 悪い話じゃねえはずだが、グリモールは俺 を見てニヤニヤ笑っている。まさか俺が首 を盾に振ると思っているのだろうか。俺の 答えはもちろん決まっている。断るな。 驚くグリモワールに言葉を続ける。国を 滅ぼそうとするような悪いやをの話にする わけがないだろう。封印は俺がし直して おくよ。もう1000年くらいは壊れない ようにね。ままままま待ってくれ。俺が本 に触れようとするのをグリモールは慌てて 止める。悪かったよ。久しぶりに人と話し たからおかしなテンションになっちまった んだ。すまねえ。謝る。この鳥だ。よく 考えたら俺様を封じたのは何百年も前の 人間だもんな。この国の人間たちに恨みは ね。もちろん殺すわけがねえ。心妙な顔で 言うグリモワールを俺と見つめる。本当に ?ああ。だからよ。封印は解いてくれれば お前さんの願いは何でも叶えてやるぜ。 そうだ。ロイドお前さんを大金持ちにして やるよ。俺は黄金を生み出せるんだ。そう 言ってグリモワールが手を開くとそこから 金の粒が溢れ出す。 生成系統の魔術か。どうだい?ロイドが 欲しいだけいくらでもくれてやるぜ。俺は 金の粒を積み上げるとふむと頷き指で潰し た。 つ土シルファの牧刀は土の壁に埋まり抜け なくなる。無理やり抜こうとしている間に 俺はその背後へと回り込む。取った。牧刀 をシルファへと走らせ、首元で止めるはず だった。しかし目の前にいたはずの シルファは牧刀を残したまま姿を消してい た。うっそ。左右に目を動かすがシルファ の姿はないとなれば後ろ振り向くがいない ということは上即座に火球を念じ上空へ 向けて放つ。残念。下ですよ。また下から 聞こえる声に見下ろすとシルファが笑顔で 俺の真下にいた。驚く間もなく両足を掴ま れ転ばされてしまう。そのまままたがられ マウントを取らえてしまった。にっこりと 微笑むシルファを見上げ俺は目をつる。 負けました。はい、私の勝ちです。 よいしょっと。これでいいんですか? ロイド様。シルファは油のたっぷり注がれ た水瓶を俺の部屋の隅に置く。タプンと 水面が波打った。ありがとう。でもいいの ?1本取れなかったのに一瞬とは言え思わ ず本気を出してしまいました。1本取られ たようなものですよ。それにしても本気を 出したロイド様はこれほどまでにお強く なられていたのですね。シルファは嬉し ございます。ぐす。 またも涙むシルファやめてくれ。 恥ずかしいから。俺が本気を出して戦った ことがよほど嬉しいらしい。かなり限定し た状態での本気だったのだが、まあ喜んで くれてるんだからよしとしよう。先日の あまりにふ抜けたおいぶりどうにかなって しまったのかと思いましたが調子を 取り戻していただけたようで幸いですわ。 ふ。微笑みを浮かべるシルファを見て俺の 右手がブルブルと震えている。グリモの やつよほどビビっているのか。今日は ずっと引っ込んだままだ。先日の堅術 ごっこで痛めつけられたのが相当トラウマ らしい。あわ、あの時はちょっと体調が 悪くてね。Aスランプというやつですね。 そういう時は誰にでもあるものです。それ を抜け出すのには1にも2にも鍛錬ある のみ。実際スランプを抜けたロイド様の 動きはとても素晴らしいものでした。魔術 と剣術の融合、このシルファく完復いたし ました。シルファはそう言って うやうやしく霊をする。堅術も魔術も まだまだ拙い。でもロイド様は発展途上。 そして凄まじい速度で腕を上げて いらっしゃる。魔術が使える検子自体 とても数が少ないのに堅術レベルはわずか 10歳とは思えません。それに魔術に 関する造形はアルベルト様も一目置かれる ほどです。ああ、なんと素晴らしいの でしょう。成長したロイド様には騎士団長 や牽制の称号すら不り合いかもしれません 。そんな方の指導薬をやらせていただける なんて。このシルファ光栄四国でござい ます。何をブツブツ言っているのだろう。 さっきから俺を見る目がなんか怖いんだが 。そういえばシルファは以前チャールズに 俺の現術の腕をすごく評価しているとか 言ってたっけか。いや、今回は魔術を使っ ただけだし、そこまで評価は変わらない だろう。そう思いたい。うん。アルベルト 兄さん大丈夫ですか?パズを倒した俺は 陸地に戻り、倒れていたを起こす。すでにずの魔力の影響は抜けていたようで、すぐに目を覚ました。ロイド、一体何がはみんなは無事か?魔人はどうなった?上がり、キョロキョロとりを見渡す。 しまったな。どう説明したもんか。 まさか俺が倒したとは言えないし。 落ち着いてください。アルベルト兄さんへ 。エトですね。そう。俺も気絶してて起き たらみんなが倒れてたんです。魔人もどこ にもいませんでした。慌てて言いつ作ろう とアルベルトはどこか納得していなさそう な顔をした。そうか。すまない。取り乱し たようだ。とりあえずみんなを起こそう。 はい。それでもなんとかごまかせたようで ある。アンドの息を吐いていると他の者 たちも起き上がり始めた。アルベルトは 全員の無事を確認し頷く。皆で何よりだ。 魔人に襲われたにも関わらず命があったの は奇跡としか言いようがある前だが魔人と の戦闘中僕は奴の出す黒いモヤを浴びて気 を失いなぜ奴がいなくなったのか覚えてい ないのだ。誰か見たものはいるか? アルベルトは全員を見渡すが、誰も声を あげるものはいない。シルファも首を振っ て返した。ふう。助かった。どうやら俺の 正体はバレてないようだな。あ、見たよ。 ぶタオの言葉に思わず吹き出してしまう。 どうかしましたか?ロイド様。いや、別に シルファに背中をさせられながら何度も 咳込む。まさか見られた?俺はドキドキし ながらタオの言葉に耳を傾ける。倒れた 私たちを助けて魔人を倒したのはロベルト よ。ぶ思わずもう1度吹き出したロイド様 。ゲほゲほ咳む俺の背中をシルファが心配 そうに何度も撫でた。ロベルトと言うと 以前タオを助けた冒険者だったか。うん。 私が意識を失いかけ、もうダめかと思った その時に殺そうと登場したよ。そして魔人 と退治し、湖の上ですっごい戦いを 繰り広げたね。魔人の攻撃を物ともせず とんでもない魔術を打ち込んであっさりと 勝利したよ。さすがは私と将来を誓い合っ た中ね。町を出た俺たちはまっすぐに森へ と向かう。魔獣の出た場所は森の奥にある 小さな村。その奥にある巨大な湖だ。昔 から村の水源として重宝していたのだが、 ある日突然魔獣が現れるようになった らしい。困った村人たちは冒険者ギルドに 討伐を依頼したが、報酬も安い上に偏境 まで行って魔獣を退治するなんて依頼を やりたがるものもいるわけがない。そんな わけで結局ギルドも国へ丸投げしたのだ。 この手の公共事業は国の仕事である。 ちなみに魔獣狩りは兵の実践訓練や貴族の 娯楽などを兼ねている。アルベルト様、 シルファが声を発する。その張り詰めた 気配にアルベルトとこのAたちも異変を 感じ取ったのか。馬を止め武器を抜いた。 もちろん俺はすでに気づいている。独特の 嫌な気が周囲から感じ取れる。これは魔物 だ。アルベルトと俺を守るようにエンジン が組まれ、シルファがメイド服のスカート から1本の投げナイフを取り出した。 ナイフは草むに吸い込まれていき、ズンと 何か柔らかいものに突き刺さるような音が した。あお ついでくの声が聞こえる。どうやら魔物に 命中したらしい。草むが揺れ犬のような顔 をした人型の魔物が出てくる。あれは確か コボルトだっけ?森に生息し、群れで狩を する魔物だ。コボルトは手先が器用で武器 を扱うのが得意な魔物。その義量は ゴブリンなどとは比べ物にならない。加え てその手に持っているのは鋼の剣である。 それを見たこの絵たちの表情が明らかに 変わった。 こいつらいい武器を持ってやがるな。ああ 、冒険者たちから奪ったのだろう。これは 手こりそうだ。身体能力が同程度ならば 武器の性能差がそのまま戦力の差になる ことは多い。ふむ。こちらと向こうの人数 も同程度だし、付与した武器の試し切りに ちょうどいいな。演列火球。極大の炎を 指先に集めグリモール目がけて放つ。 ぬわあ。炎が命中し、グリモワールは悲鳴 をあげた。あれ?なんで魔力消壁で防御し なかったのだろうか?おいグリモワール 大丈夫か?慌てて声をかけると炎の中で影 が揺らめいた。見ればグリモワールの身体 には火傷1つついていない。く、驚かせ やがって。だが魔人である俺様を魔術で 倒すことはできねえよ。残念だったな。え 、そうなのか。あ、操作さ。神官どもが 使う神聖魔術なら少々のダメージは受ける がよ。高が魔術ごきが俺様を倒す術はね。 残念だったなロイド。俺様を復活させた 時点では積んでたのサブ。今度は滝列水求 をぶつける。滝のような水撃を食らい ながらもグリモワールは確かにダメージを 受けているように見えないわ。話を聞き やがれ無駄だと言っているだろうが すごいな。本当に聞いてないのか?私列 土球を放ちながらつく。岩石に押しつされ ながらもグリモワールは平気そうである。 これは驚きだ。魔人って本当に魔術が効か ないのか?一体どこまで聞かないんだろう ?知りたい、試したい。おいててめえ。 なんキラキラした目を向けて来やがる。 ちょ、やめろって。おいこら。俺は 思いつく限りの魔術をグリモワールに ぶつけるのだった。すみませんでした。俺 の目の前でグリモールが両手を地面につい た。おいおい、いきなりどうしたんだよ。 土下座なんかしてさ。許してくだせえ、 ロイド様。もう悪さはしねえ。だからな。 頼むよ。涙を流しながら訴えてくる グリモール。ちょっと攻撃魔術を数百回 ぶつけただけなのだがよくわからん。何で もいいが早く続きをやろう。俺はもっと 古代魔術が知りたいんだ。き、ま、待って くれ。もう身体が持たねえよ。え、そうな のか。でもまだ全然物足りないんだが。俺 の言葉にグリモワールはなぜか青ざめると ざざっと後ろに下がり、地面に頭を 埋め込むほどの勢いで頭を下げた。この グリモールロイド様に精神誠意尽くすこと を誓います。使い間でも何でもなります。 だからお願いだ。もう勘弁してくだせ。 使いまかよくわからないが、そこまで言う なら今日はこの辺でやめてもいいかな。 使い間になってくれるなら魔術の実験は いくらでもできるし。うん。悪くない。俺 はにっこり笑うとグリモールに手を 差し伸べた。分かったよ。じゃあ俺と契約 するか。えい。俺の差し出した手にグリモ ワールはすがりつく。暗い光が俺たちを 包み契約が完了した。クそ。この グリモワール様が人間の使い間になるとは なんたる屈辱だがこいつの実力は半端じゃ ねえ。十分な信頼を得た後にうまく そのかして利用してやれば俺が世界を影 から牛じることだって可能。くひ、その時 までの辛抱だぜ。ん?何物言ってるんだ? い、いい。でも何でもありませんぜ。 ロイド様皇帝 2グリモール なんだか情緒不安定なやつだな。まあいい かともあれこうしてグリモワールは俺の 使い間になったのである。やあロイド何を しているんだい?いつものように読書をん でいると爽やかな青年の声が聞こえた。 振り向くと金髪のすらりと背の高い イケメンが立っている。俺の上の兄 アルベルトだ。サルーム国の第2王子で 大い継承権も第2位。だが分部ともに非常 に優秀で事業王との噂も立っているほどで ある。アルベルトは俺が魔術書を読んで いるのを見てニコりと微笑む。魔術書を 読んでいるんだね。僕も一緒してもいいか な?もちろん構いませんよ。アルベルト 兄さんありがとう。では失礼して。 アルベルトはテーブルを挟んで俺の正面に 腰かける。手にしていたのは政治関係の本 だった。俺がテーブルに積んでいる魔術書 の山を一別し、自分も読書に没頭し始める 。他の兄たちは俺をあまり気にしていない ようだが、アルベルトはなぜか俺をよく気 にかけてくれる。多分普通にいい人なん だろうな。それにシルファと違って俺にあ 、あ、白ロコしろと言ってこないのもいい 。俺はアルベルトから本に視線を戻し、 また読書に没頭し始めた。どれくらい経っ ただろうかパタンという音がして アルベルトが本を置く。ふう。ロイドの 集中力はすごいね。こん負けだよ。本当に 魔術が好きなんだね。アルベルトが 立ち上がり腕を持ち上げるとバキバキと音 が鳴った。首を傾けるとまたボキボキと それを見た俺は思わず苦傷する。お疲れ様 です。アルベルト兄さん。僕は気分転換に 少し身体を動かしてくるとしよう。よかっ たらロイドも来るかい?射撃場ですか? ああ、好きだろう。はい。俺はアルベルト の誘いに即頭する。俺は身体を動かすのは 好きではないが、アルベルトの誘いは別だ と言っても好感度がどうとかいう話では ない。光継者として期待されている アルベルトには様々な施設の使用権があり 、今から気分転換に行く射撃場は魔術の 練習に持ってこいなのだ。 攻撃を防がれ困惑していたリッチだったが 、気を取り直したのか再度死認を飛ばして きた。だが無駄だ。 すでに展開していた魔力がそれを防いは壁に当たると共にへし折れ粉なご々こな肉砕け無算していく。今一体何をしたるか?魔術だよ。言い忘れてたけど俺は魔術師なんだ。ジョンに入ってからずっと戦闘はタオに任せきりだったからな。 隠していたわけではないが木の練習に集中 してたし見せる機会がなかったのだ。声 なき声をあげながら黒い歯を連発してくる リッチふむ闇系統魔術家 の使う魔術ということで嫌いされている から魔術書がほとんど存在しないんだよな 。せっかくだから調べさせてもらうと しよう。えっと、そのためには魔力消壁の 強度を下げて代わりに男性を目いっぱい 上昇とよしオッケードンと来いズンと鈍い 音を立て、黒い歯が衝壁に突き刺さる。だ が歯は衝壁を貫くことはなく勢いを殺され 完全に停止した。攻撃力を失った黒い刃を 手に取りる。ピリピリしたしびれを感じる 。これは毒か?A魔力を毒に変化させて 飛ばしているのか?毒というのもちょっと 語弊があるか?実際にある毒物を使うもの よりは魔術な側面が強いので精神的な毒、 つまり呪いを固めて飛ばしているというの が1番近い表現かな。肉体よりもその内部 生命力に作用する攻撃。まともに食らえば 生命力を直接削られるため、見た目よりも 攻撃力は高そうだ。それでも術式としての 考え方は火水などとそこまで変わらないの で魔力消壁で問題なく防御可能である。俺 に軽くされたのに驚いたのかリッチは慌て て魔力を練り始める。両手に集まった魔力 は戦国とは比べ物にならない。ピッチは 両手に集めた魔力の塊を鋭く尖らせ、獣の 牙のように上下に広げる。ロベルト、それ はやばい。ある。避けるね。あれは闇系 登場今術シか。似たような構造だが市人と は比べ物にならないほど強い魔力が込め られている。それとも他にも何か追加効果 があるのかな?気になる。かの俺を見て にやりと笑うとは黒い歯を上下から 繰り出してきた。高速で迫りくる歯が魔力 消壁に激突するが突破することは叶わない 。勢いを殺され転がった歯を拾い上げる。 お俺様の黒戦法を受けて向きずだと。ああ 、魔力衝壁くらい晴れるから気にしなくて いいよ。じゃんじゃん見せてくれ。驚く グリモワールに言葉を返す。 やはり攻撃魔術は実際に受けてみないと 分からないことも多いからな。うんうん。 クリモールもそれを理解しているから いきなり俺目がけて放ってきたのだろう。 少しびっくりしたがよく考えたら俺は常に 魔力消壁を複数待機発動させており、ある 程度以上の衝撃には自動で展開する要制御 してある。そこまで察していたのだろう。 さすがは魔人。よく分かっているな。 グッジョブだぞ、グリモワール。ぐふざけ やがって。こいつは俺が5年も修行して身 につけた魔術だぞ。だがグリモワールは なぜか拳を振わせをしている。一体どうし たのだろうか。なあ、グリモワール何をし てるんだい?早く次を頼むよ。俺が忙すと グリモワールは髪をぐしャぐしャと かきむった。 そして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる。俺何かした?ちアクそいいぜ。そこまで言うなら見せてやる。俺様の最強の魔術をなあ。リモワールは声を荒らげると広げた右手を俺の前にかざした。見れば手のひには 1本のぐねぐねとめいい。そして開いた。 中から出てきたのは赤い下と鋭い派。 つまり口である。20A賞。そうつくと グリモワールは2つの口で同時に違う魔術 の影を始めた。おお、魔人というのは あんなこともできるのか。塗りつぶせ黒く 黒く黒く貫きえぐれ我が。ワクワクし ながら影完了を待っているとグリモールの 身体が暗く光り始める。二張り上がれ戦法 5 ときや荒れる魔力の本流に押され俺の身体がほんの少し後ろへ流された放たれた二重の黒い魔力並が螺線を描きお礼と迫るから歯は俺の自動展開した魔力と突し凄まじい衝撃を発したぐ貫抜きやがれグリモワ は何かすごく利きんでいる。それにより 少しずつ出力が上がっているように思える 。もちろん俺の魔力消壁には傷1つ入ら ないが気合いで威力が上がるってのは 面白い。それにしても螺線なんとかだっけ か。わざわざ螺線を描く要制御しているの か。何か意味があるのかな?ただの魔力並 にしか見えないがうん。魔力消壁越しじゃ 分かりにくい。直接触れてみよう。俺は 魔力消壁から指を出し、魔力並にそっと 触れてみた。パチンと爆ゼる音がして衝撃 波が吹き荒れる。扉を開けると部屋の中 から異様な空気が漂ってくる。様々な色、 恩匂いの魔力の本流。これはすごいな。 広域殲滅や生命生成、空間転移の魔所 なんてのもある。こりゃすごいな。 まさにお宝の山だ。だが特に気になるのは 奥から発せられる気配。一言で言えば甘く かしい花のような香りに紛れわい 踊りじしい何かが手招きをしているような 感覚だろうか。おそらくこれがアルベルト の言っていた金書だ。さてどうしたものか なんて考えているうちに俺の足は金所の 気配いつの間にか部屋の奥へと進んでいく 。お、これは制御系統の魔術か。かなり 強制力が強いな。匂いを嗅がせることで 相手の行動力を制限するタイプの術式を 編み込んでいるのか。おそらく霊の魔人が 使っているのだろう。何も知らないものが この部屋に入ったらフラフラと吸い寄せ られるように金所の封印を解いてしまう だろうな。厳重な結界がされているのも 頷ける。もちろん俺はそうはならない。 制御系透魔術への対策は簡単だ。身体の コントロールを取られても落ち着いて こちらから上書きすれば解除できるという わけで自身に制御系統魔術をかけると身体 が自由になった。自由になった身体で 改めてショ庫の奥へ足を踏み入れる。おい おいおいおい。生えてるのか?てめえはよ 。重く響くような声が聞こえた。見れば 部屋の採用真っ黒な本の上にモヤのような ものがある。それは人のような形をして おり、赤い瞳がランと輝き俺を見つめてい た。俺の支配を逃えてなお逃げずに向かっ てくるとはな。よほどの夕敢かただのバカ か夫名乗り忘れたな。俺様は魔人 グリモワール。よろしくな。黒いもや 魔ジングリモワールは俺を見て容気に笑う 。 ええ、驚いた。君は本に封じられているん じゃないのかい。くくく長い年月が経ち、 封印が誇び始めているんだよ。だから身体 の1部分だけは外に出れるのさ。見れば 確かにグリモワールが尻に敷いている本は ボロボロだ。本に編み込まれた封印は ボロボロでいつ効果を失ってもおかしく ない。なあ、坊主、てめえの名は何という ?ロイド。ふむ。ナーロイド。俺様はあと 数年もすれば封印を破り、完全な形で復活 し外に出る。そうしたらこの国を 滅ぼし尽くすつもりだ。この国の魔術師 どもに封じられたわけだからな。俺には それをやる資格がある。だがロイド、今 から俺様の言うことを聞いてくれるなら てめの命だけは助けてやってもいい。 そう言ってグリモワールは口元を歪めると 指で本を差し示した。こいつの封印を破壊 してくれねえかい?行け。放たれた火球が 高速回転しながら1番高得点の区の的を 狙って飛んでいく。ちなみにこいつは強烈 な横回転をかけている。やや左に曲がって 当たるはずだ。火球は俺の予定通り飛んで いきの縁り切りをかめた。倒れなかった ため、これは得典にはならない。だが、 これでいい。敵の真ん中に当ててあまり 注目されても困るから、あえてギリギリ 当たっても倒れないポイントを狙ったのだ 。この回転数、角度、射室速度で打てば 命中するのは計算通りだが、実際やって みると案外思った通りには飛ばないものだ からな。実験は大事だ。惜しかったね、 ロイド。では僕の番だ。今度は俺に変わっ てアルベルトが的の前に立つ。そして集中 し、手元に生み出した火球を放った。俺の より回りは大きな火球が真っすぐに飛んで いき、俺が倒し損ねた的の中央に命中した 。お見事です。アルベルト兄さん、 ありがとう。さあ、次はロイドだよ。今度 は俺が的の前に立つ。次は下から上に 競り上がっていくように回転を加えて火球 を放つ。火球は俺の思った通りの曲線を 描きの上部をかめた。次もその次も火球は 俺の思い通りの奇跡を描き狙い通りの箇所 にあたる。ふむふむ。魔力級に回転力を 加えて変化させるのは悪くないな。普通に コントロールして曲げるよりも圧倒的に 魔力を使わずに住むし、速度も比較になら ない。実験成功といったところか。そんな ことを考えていると遠くからひそひそ声が 聞こえてきた。アルベルト様はさすがだな 。見事に全て命中させておられる。それに 比べてロイド様はやはり子供だ。高徳点の 的ばかり狙って外しておられる。自分に あったのを狙えば良いのに。俺たちを見て いた魔術師の言葉だ。よしよし。うまく ごまかせているようである。やれやれ。 お前たち見ててわからないのか?すると いきなりアルベルトが魔術師たちに声を かけた。う、まさか俺のやっていることに 気づいたのか。ドキドキしながら聞き耳を 立てる。かすっているだけとはいえロイド が放った魔術は全て的に命中している。 しかも1番小さな区間にな。それにわずか だが火球が敵に向かって動いていた。 おそらく制御系統魔術の才能があるの だろう。おお。そ、そうだったのですか? それは気づきません。全く不穴だな。お前 たちはふう。どうやら完全にバレている わけではないようである。ちなみに制御 系統魔術は7歳の頃に極めた。俺がよく その手の本を読んでいたからそう勘違いし てくれたのだろう。ロイドは魔術の才能が ある。小さな頃から才能を伸ばしていけば ゆくゆくは大魔術師や賢者も夢では あるまい。今のうちにこうして仲良くして おけば僕が大いに着く頃にはきっと大きな 力になってくれるだろう。アルベルトは 微笑みを浮かべながら小声で何か言って いる。よく聞こえないが。ま、いいか。俺 には関係なさそうだしね。表海が地面を 貫き、稲妻が空をかけ、竜巻きが 巻き起こる。すごまじい破壊音と衝撃波が 吹きやれるのを見ながら俺はふむと頷く。 なるほど。やはり20重症魔術は元となっ た魔術を掛け合わせた形になるのか。魔術 というのはイメージが強く影響する。火球 なら火の玉を強くイメージしなければ発動 しない。水は水の玉、土球は土の玉も同様 だ。上位魔術となるとイメージだけでは 足りないので、呪文の影や術式、媒体の 仕様などでそれを補強するのだ。なので 20重章は元となる2つの魔術を 掛け合わせたイメージの通りに発動する。 霊えば火と土で溶岩水と土で氷、火と風で 雷、風と土で砂とそんな具合だ。まあ、 これは想定ないというか、実はこれらの 組み合わせは本で読んでて知っていた。 滅多に見られるものではないが、二重症 自体は昔から存在している。振り物のよう な技を持つものや息のあった魔術師2人で あれば行使可能だからな。実際試すとどう なるかという確認だったのである。それ よりも他に試したい組み合わせはあるんだ よな。まずはこれ幻想系等魔術模者姿。 これは魔力の膜で自分の身体を覆い別人の 姿に変えるというものだ。特にイメージが 重要な魔術でよく知った姿でないと返信 できないというものだが、これを20章で 発動させればどうなるか。俺の想像通り事 が運べば物は試しとばかりに模者姿を二重 。発動と共に俺の身体が光に包まれていく 。えっと鏡鏡とおいい感じだな。鏡の前に 移るのは少しだけ背を高くし、少しだけ髪 の色素を薄くし、結構イケメン化した俺の 姿。そう、模者姿を二重し、片方を自分、 もう片方をアルベルトにて発動させたのだ 。俺とアルベルトの姿のイメージが混じり 、ちょうど中間ぐらいの用姿になったので ある。この姿漫画違いで俺の姿を見られて も正体を知られることはない。ついでに アルベルトにも迷惑をかけないしな。て いうかさっき上位魔術を打ちまくったし誰 か近寄ってくるかもしれないか。一旦場所 を映した方がいいだろう。何せ目の前は 凄まじい破壊の嵐が吹き荒れた後である。 こんなものの近くにいては知らぬ存のも 無理がある。そうと決まれば秘少にて俺は その場を後にする。岩山と岩山の間を 文字通り支障し、宣の場所から大分離れた 辺りだろうか。うん。あれは眼下を見れば 何者たちかが争っているのが見える。どう やら人間と魔物の群れが戦っているようだ 。おお、魔物って見たことがなかったんだ よな。よし、隠するとしよう。俺は岩山の 影に降りるとそこから戦いの様子を覗く。 魔物と戦っているのは年若い少女だった。 艶のある黒髪を両サイドで括くりお団子に してそこから垂らすようにして伸ばして いる。憲法服とでも言うのだろうか。動き やすそうな服の胸源は涼し毛に開き、背に はぶっという文字が刻まれていた。長女は 軽やかな足取りで魔物を翻弄しつつ拳1つ で戦っている。あれは多分冒険者だな。 冒険者というのは便利屋のようなもので金 を稼ぐために魔物を買ったり素材なんかを 集めたりする連中だ。強さによって階級 分けがさえておりからAまでランクがある んだっけか。正直あまり興味がなかったし よくわからないんだよな。ん、しばらく じっと見てみると剣の真ん中に細い日が 入った。ピシピシとひび割れるような音 が鳴り、剣は真2つに折れてしまった。 ありゃ、なんでだ?鉄よりは鋼の方が硬い はずなのに。なぜ同じ不魔術をかけて壊し たのだろう。首をかしげているとグリモが 口を開く。まずいが新品だったから不与 魔術の効果を忠に伝えちまったのかもしれ ませんね。ロイド様の魔力は半端じゃねえ ですから、ただの鋼じゃ耐えられねえです よ。あのまずい駅は劣化してたってことか 。しかしそんなことよく知ってたね。 エーマー家事については足しもそれなりの 知識がありやすいぜ。カジグリモールと いや甘貝じゃちょっとは長売れてましてね 。えへ。得意下に笑うグリもどうやら かなり家事師としての知識があるらしい。 これなら不術の助けになるか。ありがとう 。グリモを使い間にしてよかったよ。古代 魔術は古臭いだけでいまい使えなかったが 、果事としての知恵は助かる。俺自身魔術 以外にはそこまで詳しくないしな。 うんうんと頷いているとグリモはポカンと 口を開けていた。ん?どうかしたのかい? いえ、何でもありませんぜ。あっに取られ たようなグリモだったが、小声で何か ブツブツとつぶやき始める。こいつ魔人で ある俺様を使い間にできてよかっただとけ 。いい気になっているのも今のうちだぜ。 だがなぜだ。不思議と気分は悪い気分じゃ ねえだと。あ、くそ。調子が狂うぜ。なん だかわからんが情緒不安定はいつものこと か。それより不与魔術の続きに取りかかる とするか。結局色踊りじめしたが鋼の剣は 強度増加を二重が限度だった。他の武器も 似たようなもので普通の武器にはあまり何 枚もの強化術式をかけるのは難しいらしい 。ちなみに3割くらいは失敗してへしおっ た。てへ残るはこれだな。最後に残ったの は赤い等身の探検である。さやには綺麗な 装飾がされており股また同様の模紋が刻ま れている。術式が元から組み込まれている のか。こいつは魔剣ですな。ああ、 おそらくアルベルト兄さんのだろう。鋼の 剣ばかりじゃ飽きると思って俺の練習よう におまけで入れてくれたのかな。ちなみに 魔剣というのは付与した武器と違い剣を 鍛える段階から術式を組み込んだもので ある。鉄を叩きながら術式を編み折り曲げ てまた術式を編む。それを何度も繰り返す ことにより通常の付与とは比べ物になら ないほどの術式を編み込んでいる。うん。 さすがにそろそろこの本も読み飽きてきた かな。俺は開いていた魔術書を読みながら 呟いた。この本を読み直すのももう何十回 目だろうか。魔術書は魔力の込められた 文字で書かれており、それを理解すること によって魔術の発言が可能となる。それ だけなら1度か2度読めば十分だが、何度 も読み込み理解を深めることで魔術の習得 度は飛躍的に上昇していくのだ。ゆえに 魔術師は魔術書を完全に理解できるまで何 度でも読む。だが俺はもう図書館の魔術書 は完全に理解したので現状はずっと復讐を しているような状態だ。もちろん復讐も 大事である。せっかく覚えた魔術も使わ なければ忘れるし、そうなると習得度は ガクンと落ちる。まあ、そんな日々を送っ ているわけだが、さすがにその繰り返しは 退屈だ。そろそろ新しい刺激が欲しい ところである。母はロイドは魔術書ばかり 読んでいるからな。 たまには別の本を読んだらどうだい?目の 前で本を読んでいたアルベルトが言った。 俺は首を振って答える。図書館にある魔術 書は全て読みましたから。え、ではテスト してもいいかい?アルベルトはいたずら っぽい微笑みを浮かべると俺に問いかけて きた。土水花風。これは魔術の基礎4系統 魔術と言われているわけだが、この図書館 にはれに関する魔術書は何冊ある?メイン として取り扱っているのは145冊ですね 。サブテーマとして取り扱っているのも 含めると232冊。あ、でもゴーレムとか に関する本はどっちに含めればいいのか 迷うな。俺の中では制御系統なんですが、 ボディの整形には基礎4系等魔術が大きく 関わってくるわけですし、どう思います? アルベルト兄さん。俺が視線を上げると、 アルベルトは目を丸くしていた。まさか 本当に全部読んだというのかい?あ、いや と言ってもまだあまりよく理解してないと いうか。あわ、やはり魔術は奥が深いです ね。あ、危なかった。図書館の本を全部 読んでいるくらい普通だと思ったけど、 この驚きからするとそうでもないようだ。 アルベルトのいぶかしむような視線がい たい。さて、お宝をもらって帰るとするか 。ボスのいた部屋のさらに奥に小部屋が ある。そこには豪華な宝箱が置かれていた 。あれね、宝箱?ロベルトが開けるといい よ。いいのか?このダンジョンはほとんど タオが1人で攻略したようなもんだろう。 でもロベルトがいなかったら私死んでたよ 。だからロベルトに開ける資格あるね。 分かった。そういうことなら俺は宝箱の前 に進みおむに開けた。中には探検が1本 入っていた。お探検か。どれどれちょっと 見せるね。俺の後ろでそれを見ていたタオ が探検をじっと見つめる。そしてペチンと おでこを叩いた。あ、じゃあ残念。はれ あるな。そうなのか。何かの魔力が込め られている感じがするが。うん。言う通り これは魔術の付与された探検だけど大した ものじゃないよ。まず元となっているこの 探検が何の変哲もない鉄ナフだし何の装飾 もさえてない。そんな探検には強い魔術が 付与できないよ。多分付与の練習あるな。 何者かが練習用に魔術付与した探検ね。見 た感じ少し箱ぼれもしているし、使い込ん だ後もある。まるで誰かが所持していた ようなものだ。それがダンジョンのお宝に なっているのは変だな。そんなことを考え ていると宝箱が地面にゆっくり埋まって いく。 まさか俺はと作に風景魔術説で風の歯を生み出すと宝箱の一部を切断した。取った宝箱の一部からはとても強い魔力を感じる。そうか。これがダンジョンのとも言える存在。いつは普段は中に息し、誰かの落とした魔道具などを取り込んでダンジョンとして成長するのだ。 そして攻略されそうになったら宝箱のふり をして中身を差し出しその隙に逃げると なるほど面白いよくできている ロイドディサルームただいま参りました。 ある日俺は呼ばれて玉座の間へと赴いた。 呼び出し主はサルームの王であり、我が父 であるチャールズディサルーム。玉座に 座った大柄の老人チャールズは満面の笑ミ で俺を迎える。 おお、よくぞ。まったロイドよ。久しぶり だな。3年ぶりくらい可能のは7歳の 誕生日ぶりでございます。7歳までに病気 や怪我で亡くなる子供は多いため、その 誕生日は特別な意味を持つのだ。その時 ばかりは忙しいチャールズも俺のために 会いに来てくれた。まあ、その時もらった 言葉がお前は年の離れた7だから王族争い には関係ない。清わずに好きなことをやり なさいというものだったのだが、やはり 国王だけあって色々と忙しいのだろう。 たまに廊下を歩くのを遠めに見るくらいだ 。なのに今されに何のようだろう。緊張 するな。頭を下げたままの俺にチャールズ はつまらなさそうに言う。ふむ。そういえ ばお前は前に会った時もそうであったな。 堅苦しいというか子供らしくないというか 久しぶりに会った父親に抱きついてきても いいのじゃぞ。おは群れ。とてもそのよう な真似はできません。ふむ。まあ良い。 それだけ礼儀作法を学んでいる証だろう からな。これ少し違うよれ。は、 とりあえず機嫌は悪くなさそうだし、怒ら れる雰囲気ではないか。俺は立ち上がり、 言われるがまマに行く。チャールズは俺の 顔をじっと見つめゆっくりと頷いた。ほう 。いい顔つきになったではないか。 ありがとうございます。シルファや アルベルトに聞いたぞ。堅実に魔術にと かなり頑張っているようじゃないか。いえ 、教縮です。シャールズの言葉に俺は慌て て頭を下げた。拾った三石は鞄に詰め込ん でおく。この鞄には空間系統魔術領域拡大 の魔術をかけている。袋や鞄など密閉され たものにしかかけることができないが中の 空間を自由に広げられるというものだ。 おかげでこの鞄には本来の何十倍もの容量 があると言っても空間系統魔術はこれの他 には1つ2つしか使えないんだけどな。 空間系統魔術は非常に難易度が高く使いて もいないので分献も少ないのだ。待たせて すまなかったね。早く先に進もうか。鉱石 は興味深いがそれだけに時間を取られて いる暇もない。俺はダンジョンを進んで いく。 止まるね、ロベルト魔物よ。いきなりタオ が立ち止まる。猫のような柔らかい動きで 壁の方を向くと一気に距離を詰める。 そして壁に手のひ底を叩き込んだ。一体何 を俺がそう思った瞬間である?ピ埋めき声 をあげ壁が崩れ落ちてきた。見れば壁は泥 のような姿になって溶けていく。なんだ こりゃ。ストーンスライムね。岩に隠れて 冬打ちを仕掛けてくるよ。あのまま進んで いたら危なかったね。ええ、面白いな。 辞体する魔物か。しかもかなり出来が 良かった。タオの攻撃が当たった瞬間でも 全然分からなかったしな。こいつの身体も ちょっと持って帰ろう。何かに使えるかも しれないし。俺は砕けちったストーン スライムの破片をこっそり鞄に入れた。 それにしてもタオはすごいな。俺には岩に しか見えなかったよ。日の使い手は不思議 な力を持つというが、今のがそうなのかい 。ほう。ロベルトは気を知ってるのか。 大陸でそれ知ってる人あまりいないね。 勉強家ね。本を読むのが好きなんだ。実際 見るのは初めてだけどね。それとてもいい ことよ。知識は部と同じくらい力になるね 。タオはにっこり笑うとまたダンジョンの 奥へと歩き始める。その後もゴブリンに 多く様々な魔物が出てきたがタオの敵では なかった。あんな細い腕なのにとんでも ない威力が出るんだもんな。聞か魔術に 行かせるかもしれないな。タオの呼吸法は こんな感じだっけか。起動は順調。もう すぐ霊の湖にたどり着こうかという時で ある。俺はふと何かの気配を感じ取った。 なんだろう?テキ意ではないが確実に こちらを見ている感覚。気配を隠している ようにも感じないが他の者たちは誰も 気づいていないようだ。シルファ何か感じ ない?どういうことでしょう?拠トと首を かしげるシルファ。ムーシルファですが 気づいていないのか。おかしいな。絶対 いるはずなんだが。仕方ない。向こうから 出てきてもらうか。俺は風景魔術風説を 最弱で気配の方に向けつ。俺の指先から 放たれた小さな風の歯が誰にも気づかれる ことなく草むへと消えていく。やあ。体調 家と聞き違うような声が辺りに響いた。 この絵たちはすぐに武器を構える。やはり いたか。それにしても今の悲鳴どこかで 聞いた声な気がするのだが。何者だ?姿を 見せろ。アルベルトが声をあげると悲鳴の 主はゆっくりとこちらに近づいてくる。 あたたたいきなり何かの無視に噛まれたよ 。少し晴れた手をさすりながら草むの中 から出てきたのは以前あった憲法少女タオ であった。た、言いかけて思わず口をつむ 。危うない危ない声を出すところだったぜ 。ちゃんと知らんぷりしないとな。ロイド 様、あの娘っこお知り合いですかい?バカ 言うな。知るわけないだろ。いきなり グリもに突っ込まれ、驚きで声が少し 震える。ええ、もしかしてですけど以前 外出した時にあったんですかい?な、なぜ 分かるんだ?最近気づいたんすけど、 ロイド様って嘘が下手なんすね。白来い。 おん。俺が呼ぶと白い大型県白が元気よく かけてくる。白は俺に炊きつき、その重さ と勢いで芝の上に押し倒された。短い草が 中に舞い草と土の香りがした。俺は サルーム王国第7王子ロイドディサルーム 。魔術大好き10歳。前世ではない貧乏 魔術師で生まれて初めて見る上位魔術に 見惚れて死にこの身体に転生した。星の 離れた第7王子ということで大い継承権も ないし自由に生きろと言われた俺は好きな 魔術ばかりやっているの野田が最近は周り の人間に妙に期待されている気がする。 まあきっと気のせいだよな。地味で目立た ない第7王子。それが俺の立ち位置である 。おんおん。ちなみに俺の顔を舐めている この犬は白。ことは俺を襲ってきた魔獣だ が、俺のことが気に入ったのか随分抱かれ てしまった。連れ返っても良いと言われた ので使い間としたのである。白を撫でる 手のひからぐパッと口が生まれる。ええ、 魔獣にまで慕えているとはさすがはロイド 様ですな。こいつは魔人グリモール。俺は グリモと呼んでいる。城の地下禁封印され てたが色々あって俺の使い間となったのだ 。俺の手のひの川に住まわせており、 時折りこうして口を開いては喋り出す。 ぶひ。魔獣まで従いやがったか。いいぜ。 てめがいろんなものを手に入れてくれりゃ 俺様がその身体を乗った時にうまい思いが できるからな。なお時々物と独り言を言っ ている情緒不安定なやつである。せめて 聞こえる声で喋れよな。おんおん夫とこら 犬っこ 吠えるんじゃねえ。しし1人を言うグリモ に向かって吠えるしろ。どうも2人は あまり仲は良くなさそうだ。こらこら喧嘩 してないで続きをやるぞ。おんグリモに手 を握り口を閉ざさせると白が座り直した。 今こうなっているのは魔力に命令を乗せて 飛ばし念じるだけで使い間に命令を出せる という魔獣使いの技である。そう言って 木箱を漁り、中から取り出してきたのは 赤茶色の土だ。赤泥ですね。性鉄の際に 使われる原料の1つ。確か隣獄では良い 赤泥が取れると聞きます。 知っているのか?ええ、本で得た知識だけ で恐縮なのですが、不術を知るには家事の 技術も当然必要だ。おかげでそれなりの本 を読み知識を得ている。見れば木箱の中に は様々な素材が入っていた。おお、鉄鉱石 に石炭、乳代石、金銀道、魔石粉すごい いろんな素材がたくさんありますね。 まるで宝の山だ。これだけの素材があれば 不与もやり放題、魔剣も作れるかもしれ ない。アルベルトがディアンを紹介して くれたのはあの時の約束不術の応援すると いうのを果たしてくれたのか。あれ赤石や 月銀役はないのですか?なんだそりゃ。 不与に使う原料の1つですが。拠トと首を かしげるとリアンはごっくりと息を飲んだ 。こいつ半端ねえ知識量だ。まずい液だけ ならともかくそれ以外の素材の知識も かなり豊富。ちょっとかじっただけじゃ ない。下手したら俺と同等の知識があり やがるだと。へ、あるも人が悪いぜ。 こんななりだがどうやら少しは使える らしい。こいつと一緒なら俺の夢、俺だけ のオリジナル魔剣を完成させられるかもな 。そして何かブツブツ言い始める。一体 どうしたんだろう?ロディボ えさっきまでと違う呼び方に聞き直す。 おお、お前のことだよ。ロディボ、お前 少しは不魔術ってのお分かってるじゃない か。いいだろう。認めるぜ。ちなみに俺の ことは親方と呼ぶといい。はあ。親指で 自分を指すディアン。 なんだかわからないがいつの間にか認め られたようである。水形等魔術水融合と 土系統魔術土融合脳 の液体と個体を融合させ新たな物質を 作り出す魔術である。それを二重で発動さ せればあらゆる物体の調合が可能。小瓶に 入れた油と溶けた銀が混ざり合っていく。 黄色かった油は銀がかかりキラキラとした 液体になった。ロイド様こりゃ熱役じゃ ねえですかい?うん。よく似ているな。 月銀薬とは魔術師ギルドで売っている薬品 だ。魔法陣を描いたり、使い間を呼び出す 媒介としたり用途は様々。非常に効果だが それ以上に数が少なく普通の魔術師が購入 するのはほぼ不可能。どうやって作って いるのかと思ったが、なるほどこうして 作っていたのか。20A賞は理論上さえ 合えば2人の魔術師で行使。ただ水融合も 土融合もかなり高レベルの魔術だし、 非戦頭系である合成系等魔術の持ち主は 少ないだろうからな。それほどの使い手が 2人も揃わなければ作れない時点でそりゃ 数も出回らないだろう。こんなところで レシピを発見するとは運がいいな。何かに 使えるかもしれないし、ある程度は ストックしておこう。さて、あとはこいつ に赤を加えれば完成だな。月銀薬に赤を サラサラと入れていく。銀がかかった油に 落ちた粉が染み渡り、赤い煙が水中を彩る 。ぐるぐるとかき混ぜるとほとんどまずい 液と変わらないものができた。おお。 すげえですよ、ロイド様。見事です。見た 目はな、実際に使ってみないと効果のほど は不明だよ。かと言って俺の探検はもう 不要済みだし、武器として使う機会も ほとんどないんだよな。不要失敗の可能性 もあるので、その辺に飾ってある武器で 試すわけにはいかない。どこかに大量に 武器が余ってないものか使ってくれる人が いればなおよし。あ、そうだ。考え込んで いるといい考えを思いつく。そのためには アルベルトのところに行ってみるか。上中 を探すとアルベルトは馬術の訓練中だった 。俺を見つけると馬を止め降りてきてくれ た。おはようございます。アルベルト 兄さん。やあ、おはよう。ロイドから会い に来てくれるなんて嬉しいよ。パワーもし かして何かお願い事でもあるのかい?なあ 、グリモ。あれって俺がお前に身体を貸し ているようなもんか。こっちは完全に ロイド様主導なんで全然違いやすよ。言う なら自分は付属品のようなもんでさ。 あっちはパズの野郎が魔獣の身体を乗っ てるんですな。魔人の身体は実態がないの で他の生物の身体と一体化できるらしい。 グリモが俺の右手に入っているようにパズ も魔獣の身体に入っているのだろう。ただ 向こうの主導権は完全に奴にあるようだ。 巨大ベアウルフパズが唸り声をあげながら こちらに歩み寄ってくる。さあ、 立ち上がる良い。我が属たちよ。パズの 言葉で今まで倒れ不していたベアウルフ たちに頑光が宿る。ゆっくりと立ち上がる ベアウルフたちの身体にはうっすらと黒い モヤのようなものがまとわりついていた。 あれはパズの魔力か。魔獣とは魔力を持っ た物質を食らい強く大きくなった獣だ。 そうして魔獣となった獣はより強くなる ために魔力を帯びたものを好んで処すよう になる。パズは自身の魔力を与えて傷を 負った魔獣を回復させているのだろう。か 魔獣使いなどはそうして魔獣を操っている と書物で読んだことがある。ふむふむ。 実際に見てみるとよくわかるがあれはただ の魔力ではないな。魔獣たちの身体が 受け入れやすいよう魔力の性質を変化させ ているように見える。各かに他人の魔力と いうのは簡単に受け入れられるようなもの ではない。ゆえにその性質を変化させ 受け入れやすくしているのだろう。強い 魔力を持つものが近くにいるとかなり気に なるしな。だから俺は普段は魔力を抑えて 活動しているのだが、これが結構疲れるん だよな。なるほど。魔力にはああいう使い 方もあるのか。面白い。ガルルグー。 唸り声をあげるベアウルフにこの絵たちは 後ずる。立ち上がったベアウルフたちの 身体の傷は見るみるふがり心なしが大きく なっているように見える。ば、バカな。 倒したはずなのに。や、悲鳴。そして 倒れる音。よし、当たりね。小作ガッツ ポーズをするタオ。すぐに岩影から ゾろぞろと小さな人影が出てきた。土色の 身体にのような体育。小さな角に 大きく不気味な赤い目。手にはやら錆びた ナイフやらを持っている。あれは確か ゴブリンだっけか 最弱クラスの魔物だ。しかしそれは単体で の評価を組むとかなりやばいとも書いて あった。姿を表したね。高度どもかかって くるある。一速にてゴブリンたちの懐は 勢いのまま飛び蹴りを放つ。ゴブリンは 吹き飛び、眼壁に叩きつけられメリコンだ 。タオの攻撃はそれだけで終わらない。 一瞬だけ着地すると老倍エルゴブリンたち に回し蹴りを食らわせた。勝査なキビスが ゴブリンたちの脳点をこごとく捉え、一体 また一体と倒れしていく。やあ。着地した タオにゴブリンが反撃しようとコ棒を 振り下ろすがタオはすでにそこにはない。 残像を残して消えたタオはゴブリンの背後 に回り込んでいた。遅いよ。ツんと拳が めり込みゴブリンはぐらりと崩れ落ちた。 呼吸を整えるタオを見ながらもえくんだ ゴブリンたちは動くことができない。強い 。素であんな威力が出るはずがない。そう いえばタオの髪や瞳の色、顔立ちは遠くに ある異国のものだな。時刻には気を使い、 それをまとわせた素で戦うという話を何か の書物で見たことがある。呼吸で体内に気 を巡らせ練り込むことで凄まじい力を発揮 することができるとか眉つだったがこうし て実際に見ると信じざるをない。そういえ ばいつも独特の呼吸をしていたな。あれが そうなのだろうか。ギャーギャーギャー。 後ろから聞こえる寄制に振り返ると目の前 には2匹のゴブリンがいた。うお、 びっくりした。タオの戦闘に夢中になり すぎたようだ。もちろん魔力消壁を張って あるので問題はないが。ほっち まるで滑るように移動してきたタオが ゴブリンに引きのどてっぱにそれぞれ 小底束を叩き込んだ。衝撃で天高く飛んで いくゴブリンたちはちょい対空時間を経て 地面に激突した。やあ、それを見て悲鳴を あげるゴブリンたち。タオの強さに恐れを なしたのか気づけばゴブリンたちはいなく なっていた。ありがとう。助かったよ。ふ 、霊は無要ある。タオは背を向けたまま 仁立ちをしている。どうしたのかな? さっきからずっとその体制のままだ。 しかも物欲しそうにこっちをちら見ている 。一体何だろう?さっき言った俺礼以外の 言葉を待っているような無逃げるゴブリン たちを目で追っていると大きな穴の中に 逃げ込むのが見えた。あれはもしや ダンジョンか?ダンジョンとはたくさんの 魔物が存在する不思議な場所だ。奥にはお 宝もあり、貴重な魔道具や魔所なんかも あるらしい。こうしちゃいられない。俺は 矢も盾もたまらず走り出す。風景魔術失走 風をまとった身体は羽のように軽くなり 高速での移動が可能となる。地面を蹴ると 文字通り飛ぶようにかける。あ、ちょっと ロベルトどこ行くある?あへの愛の告白を 忘れてるよ。後ろからタオが何か叫び ながらついてくるが風の音でよく聞こえ ない。そんなことよりダンジョンだ。俺は 全力失走でダンジョンへ向かうのだった。 準備を終えて翌日俺たちは魔獣狩りに 向かうことにした。アルベルと引き入いる この絵たち15人は馬に乗り踊りじれが 付与した武器を持っている。彼らに護衛さ れるようにあるベルとその隣に俺が少し 後ろをシルファがついてくる。そういえば ロイドは城を出るのは初めてだったね。 どうだい?外の景色を見た感想は実は ちょいちょい抜け出してるんだけどな。 もっと言うと前世で橋がない平民暮らし だったので外の景色なんてそう珍しくは ないものである。はい。いろんな人たちが たくさんいて見ていて飽きないですね。ま 、そんなこと言うはずないけど、全力で 喜んでおけばまた連れてってもらえるしね 。俺の目ろみ通りアルベルトは満足に頷い ている。あら、アルベルト様よ。タを組ん でどこへ行くかしら?きっと魔獣狩りよ。 あ、こっち見たわ。ひゃあ。アルベルト様 街中を歩いていると裏若かい女性たちが アルベルトを見て黄色い声をあげている。 モテモテだな。確かにアルベルトはどこ から見ても完璧な王子様、世の女性たちが キャーキャー言うのも無理はあるまい。 ところであの小さい子は誰かしら?初めて 見るわ。立派な服を着ているし君なのかも 。うん。可いらしい顔立ちではあるけど、 アルベルト様と比べるとね、同時にお礼も 視線が注がているようだ。あまり興味も なさそうだけれど、俺がそんなことを考え ていると、シルファが重もしくため息を 吐いた。そして女性たちをきっと 睨みつける。女性たちはきっと悲鳴をあげ 、そ草さと群衆へと紛れていった。ふう。 世の女性たちは分かっていませんね。確か にアルベルト様は素晴らし方です。ですが ロイド様も負けず劣らず素晴らしい。いえ 、将来性を神すればアルベルト様をも 超える逸罪なんと見る目のない同じ女とし て投げかわしいことです。何をブツブツ 言ってるのだろうか。さっきが漏れてて 怖いんですけど。少し離れよう。俺は馬の 腹を蹴り前へと進ませるのだった。俺に背 を向け何かブツブツ言っている。なん だろう?やっぱり剣を折りすぎて怒って いるのかな?ロイドは 思わずピンと背筋を伸ばしてしまう。俺の 想像に反して振り返ったアルベルトは 微笑みを浮かべていた。ありがとう。これ だけ武器があればこの絵たちも喜ぶだろう 。ところで実は父上から魔獣の討伐を 申しけられているんだがよかったらロイド も来ないか。魔獣狩りですか?魔獣とは 魔力を持つ巨大な獣のことだ。とても知能 が高く人の言葉を理解するものもいる。 基本的には人に懐つくことはなく群れも 作らず単独で生活しており水路や畑を 荒らしたり時には小さな村を滅ぼすことも ある厄介な獣だ。前世で1度見たことが あるが、その時は身の竹5mほどはある 巨大なイノシシで町の壁を破壊して建物を いくつも東壊させていた。その時は警備の 兵士10人係かりでなんとか追い払えたん だっけ?ちなみに王子になって知ったこと だが、庶民にとっては危険な魔獣も一部の 貴族たちにとっては狩の対象である。 シャールズやアルベルトラ兄王子たちから 魔獣狩りの話は何度か聞いていた。1 度行ってみたいと思ってたんだよな。ああ、父上から使っていてね。明後日の絵たちを連れて大児に行くんだよ。どうだい?行く。行きます。 2 つ返事で承諾する。大っぴらに外へ出られるし、この絵が戦うなら魔術の効果も実際に見るいだ。それに魔獣と戦うのであれば試したい魔術もある。 断る理由は1つもない。お話中失礼します 。アルベルト様、私も同行してよろしい でしょうか?シルファが半保前に出て うやうやしく頭を下げる。ああ、君は ロイドの護衛権世話係かりだからね。当然 ついてくるといい。ありがとうございます 。そしてまた霊をして下がる。よし、 決まりだ。それでは明後日の朝2人で僕の 部屋に来るように。分かったね。はい。俺 は元気よく答えアルベルトの部屋を後にし た。上期限で廊下を歩く俺の後ろを シルファは音を立てずついてくる。そう いえばシルファは魔獣って見たことある? ええ、何度か父の魔獣狩りについて行き ました。騎士団の者たちで追い立てるの ですか?すごく楽しいですよ。きっと ロイド様も気にいると思いますよ。うん。 楽しみ。満面のエミを返す俺を見て シルファはやや顔を背ける。初めての 魔獣狩り。日々の堅術ごっこでロイド様の 腕はかなりのものになりましたし、ここら 一度実践というのも悪くはないかもしれ ませんね。やはり実際に剣を使って戦って みなければ現術というものは分からない ですから。ロイド様も剣士としての自覚を 持たれるちょうどいい機会ですね。それに もしかしたらロイド様の全力を見る機会も あるかもしれません。ふっ楽しみになって きましたね。何をブツブツ言ってるの だろうか。えへ、皆様方ロイド様に興味 心身なんですよ。そうか。地味な七尾に そこまで注目もするはずがないだろう。 まあいいや。とにかく明後日が楽しみだ。 なんだか生かい視線を向けられた気がする 。く、使い間に手を噛まれるとはこのこと だ。私は冒険者のタオというね。怪しい ものじゃないよ。そんなことをやっている 間にもタオはアルベルトに声をかけている 。ふむ。僕はアルベルトディサルーム。 この国の第2王子だよ。お王子様。これは 飛んだゴブレイを許してください。あるよ 。いいさ。知らなかったのだろう。僕は気 にしていないよ。ありがとうございますね 。たどた正しい口調で頭を下げるタオ。他 の国ならともかく比較的平和なサルームで は王族に少々ブレな口を聞いたからと言っ て即刑罰なんてことはありえない。俺たち 自身国の方針で王行貴族だからとあまり 存在な態度は取らぬように言われているの だ。おかげでうちの王族はフレンドリーと いうか民衆たちからも慕われており 魔獣狩りなどで外へ赴いた時などは平民 たちの家で食事を振る舞われるなんてこと もそう珍しくはないのである。それより 冒険者がこんなところで何をしていたんだ い?この先の湖で祠の修繕以来を受けて それに向かう途中よ。その道中白と見えた あなたの顔が少し知り合いに似ていてね、 つい追ってしまったよ。ペコリと頭を 下げるタオだが上使いでアルベルトを見る 目はどこかじゃに見える。怪しい。 シルファが無表情のまま馬から降りタオの 前に立ちふがる。怪しいですね、この女。 気になったなら堂々と声をかければいいの になぜ気配を消して近づくのです? そもそも喋り方からして怪しいではあり ませんか?な、この喋り方は単なる鉛り ある。気配だって別に消したわけじゃなく 、そういう呼吸が癖になってるだけよ。 ああ、なるほど。みんながタオの気配を 感じなかったのは木の呼吸のおかげか。俺 だけが感じ取れたのは同じく木が使える からだろう。近づいた。今ならわかる。木 の呼吸を行うタオは体内の気を散らさず 循環させているため、あまり外へ漏れ出て いないのだ。ほう。では宣からアルベルト 様に邪なし線を向けているのはただ イケメンだなと思っているだけよ。なし線 なんてとんでもない。ある。分かりやすく 同揺するタオにシルファは随詰めよる。 ないのかあるのかはっきりしなさい。 シルファにしてあげなさい。えと 君も楽にするといい。アルベルトが声を かけるとシルファは一瞬タオを睨んだ後 すぐに後ろへ下がった。それでもいつでも 動けるよう絵に指先を当てている。タオは 緊張が切れたのか、大きく息を吐いて腰を 下ろした。 ありがとね、アルベルト様。助かったよ。 この人美人だけどとんでもなく怖いね。 ところでタオ、僕が知り合いに似ている らしいが僕は君を見たことがないんだ。 人違いではないのかい?ふむ。確かに私 らしているのはロベルト。名前違うよ。 それにアルベルト様とは少し雰囲気も 異なるね。げタオのやつ俺のことを探して たのかよ。いきなり飛んで逃げたからな。 探していてもおかしくはないか。ま、まあ 姿を変えてたし気づくことはないだろう。 ちらりと視線を向けるとタオが俺を元して いた。むむ。あの子どこかロベルトと木の 雰囲気が似てるよ。でも明らかに姿が違う ね。思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いる。さすがに分かりはしないだろうが 心臓に悪いな。おお、ここがダンジョンか 。目の前にぽっと開いた穴を見て俺の口元 が思わず緩む。様々な種類の魔物。さらに 魔道具などのお宝ダンジョン自体なぜ 生まれるのかよく分かっておらず内部は 危険なのでろな調査がされてないのだ。だ から1度入ってみたかったんだよな。 ワクワクしているとタオが追いついてきた 。わあわろロベルトお前めっちゃ足早い あるな。息きらしながら呼吸を整えるタオ 。あ、すまん。忘れてた。ふう。あっと いう間に呼吸を整えるタオ。魔法も使わず 俺の失走についてくるなんて。これが木の 力か。もちろんタオの持つ気も興味がある 。いや、しょっぱなからこんなにいろんな ものが見れて外に出て本当に良かったな。 ってこれダンジョンあるか?うん。さっき ゴブリンたちがここへ逃げていくのが ちらっと見えたんだ。俺は中に入るけど タオはどうする?俺の問いにタオは 考え込んでいる。ダンジョン正直危険ある 。でも危険度が高い分ロベルトの好感度を 上げやすいはずね。見たところロベルトは かなりの鈍。100回は助けないと私を 好きにさせるには難しそうね。しばらく ブツブツ行った後、タオは頷いた。分かっ たよ。ロベルトが行くなら私も行くね。 よし、決まりだ。というわけで俺たちは ダンジョンへと足を踏み入れる。中は岩石 に囲まれた洞窟。明りはないが全く見え ないというわけでもない。光る石が各所に 埋まっており、それが光原になっている ようだ。これは確か三石だったか。術式も なしでこれだけの光を放つとは素晴らしい な。魔術の実験に利用できそうだし、いく つか持って帰ろう。その様子をタオは 呆きれた様子で見ている。そんなもの持っ て帰ってどうするよ。三師はダンジョン から外に出すとただの石頃になるね。いい んだよ。を知りたいだけだから。ふん。 変わってるな。負けたもの使いとはその名 の通り魔獣と契約。使い間として操る者 たちの総称でその期限は使い間を愛する 魔術師たちがより刺益する能力に特化させ ていく過程で生まれたらしい。彼らは 使い間を操るのにも術式は使わずに魔力を 利用して念じるだけで支配するらしく、俺 はそれを試しているのだが白と呼んでみた が、白は俺の次の命令をキラキラした目で 待つのみだ。恋と念じてみたのだが、どう やら伝わらないようだ。白はとても頭が 良く俺の言葉をほとんど理解しているので 、声に出せば大抵のことは伝わる。ただし 、お手、伏、待て、お代わり、ちんちん、 取ってこいなどの簡単な命令はともかく、 例えば3週回ってワンとけのような複雑な ものでは話が変わってくる。どれくらいの 速さでどこを回ってどう泣くのか。そこ までの意味を込めるのはその一言では無理 だ。念じるだけで言うことを聞かせられる ならその辺りもなんとかなりそうなんだが な。ロイド様、術式を使って命令はでき ないんですかい?術式は世界に効率よく 干渉すべく特殊な魔術言語で書かれたもの だからな。それを理解できない城には通じ ないよ。ていうか、術式を理解して 持てれる魔術師はかなり少ないしな。俺で も現状は単語を組み換えるのが限界だ。 そういう観点から見ても日々の読書で理解 力を鍛えるのは大事なのである。結局は 言葉を魔力に乗せて伝えるのが1番早いの だ。お座り恩というわけで俺は魔力と言葉 を同時に出し反復訓練にて地道に覚えさせ ていた。うん。だがこれは時間がかかる上 に柔軟性がないしな。細かいニュアンスは 伝わらないし、何かもっといい方法はない だろうか。考えていた俺は太ある人物を 思い出す。そうだ。アリーゼ姉さんなら サルーム王国第6王女アリーゼディ サルーム。俺の3つ上の姉で俺と同じよう に大い継承権もなく好きなことをして 暮らしている。その対象はもっぱら動物。 犬猫はもちろん中類に鳥類。果ては魔獣 まで飼育している奇粋の動物好きである。 俺が白を買っても何も言われなかったのは アリーゼという前例があるからというのも 大きいだろう。あまり気は進まないけど 会いに行ってみるか。おん。俺の言葉に白 は元気よく答えるのだった。向かった先は 城の離れにある大きな塔。その周りにある 広い庭にはリスやウサギなどの小動物が俺 たちを興味深ぶげに見ており、木々の上で は色取り取りの鳥たちが咲えずっていた。 わあ、こいつら全部ロイド様の姉が買っ てるんですかい?こんな風に話しにされて て逃げないもんすかね。うん。アリーゼ姉 さんは昔から動物に好かれやすくてね。今 思えば魔力によるものなのかもと考えたん だ。ともかくなんとなくだがダンジョンと いうものが分かってきたな。だがまだまだ 仮説の息を出てないし、もう少しサンプル が欲しいところだ。そのうちまた ダンジョンに潜りたいな。ロイド様は魔術 師でしょう。ダンジョンについても調べる んですかい?何が魔術に使えるか分から ないからね。わあ、そういうもんですかね 。魔術というのは様々な要素が 組み合わさった学問だ。である以上の新羅 番賞との繋がりがある。そもそも火水が なければ魔術でそれを生み出すこともでき なかったわけだ。まあ、知識はあればある だけ自分のためになる。この知識がいつか 何かに使える時が来るかもしれないしな。 ダンジョンについてはこんなもんだろう。 さて、次は不魔術だな。不系等魔術に 関する魔術書はそれなりにあったが、それ を試すには特殊な職媒が必要なのである。 それがこの探検に塗付されたまずい液。 魔力に対するとても強い保持力があり、 浸透性も高いのでよく職倍に用いられるの だ。それなりに貴重なもので基本的には 有望な家事職人たちにしか出回らない らしく、なかなか手に入れる機会がなかっ たのである。やることは他にもたくさん あったので後回しになっていて実際に試し たことはない。まずはまずい液を剥がすと えっとやり方は確か熱湯に塗付された箇所 をつけこすって落とすんだっけか魔術で湯 を沸かしその中に探検の刃をつけてブラシ で擦すると油のようなものが浮き出てくる 。これがまずい液だ。熱で剥がれるが水に は溶けないので湯の表面部分に浮き上がる のである。それを救い取って小瓶に入れて いく。ムー不純物が浮いているな。多分何 度もこうやって再利用したんだろうな。 まずい液は不要になるとこうして剥がし、 また新たな不要魔術のために使える。だが その度に汚れが増えていき、順度が下がる 。そうすると当然不魔術の効果も薄れて しまうのだ。なら綺麗にしてやればいい。 小瓶に手をかざし魔力で包み込む。すると 液体の中から小さなゴミが浮き出てきた。 ロイド様、こいつは何をしてるんですかい ?不純物を取っているんだよ。無事 魔獣狩りは成功した。みんなのおかげだ。 感謝する。おお。アルベルトの言葉にこの 絵たちがもろテをあげて換気の声をあげる 。うん。せっかく城から外に出たのにもう 終わりか。結局魔獣とは戦えなかったし、 物足りないな。日はもう沈みかけている。 今日はここで止まっては明日にしよう。 気づけばもう夕暮れである。夕日がコメに 反射してとても綺麗だ。夜になったら 抜け出して魔術の練習でもできないかな なんて考えていると。ロイド様、私たちの テントが用意できましたよ。テントの設営 を終えたシルファが俺に微笑耳かけてくる 。かなり小さなテントだ。こんなところで 2人で寝るのか。こっそり抜け出そうとし たら確実に目を覚ますだろうな。シルファ だし間違いない。わあ、残念だけど今回の 外出はこれで終わりか。俺も魔重を借り たかったな。さ、私は夕食の準備をしてき ます。ロイド様はこちらでお待ちを。 おおんとシルファの声と重なるように低い 音が聞こえる。犬の吠え声。いや、これは 狼でしょうか?いや、それにしては少し声 が太いような気がする。普通の狼はもっと か高い声で吠える。遠すぎて聞き取り づらいがベアウルフのそれによく似ていた 。おおんおん。遠覚えは徐々に近くなって いく。しかも1つではない。周りの森中 から聞こえてくるようだ。ここまで来ると この絵も違和感を感じたのか騒ぎ始めるな 。なんだこの方向は?どんどん近づいて くるぞ。休んでいる奴ら全員出てこい。 テントで休んでいた者たちもゾろぞろと出 てきた。皆緊張したお持ちで武器を構えて いる。ロイドこっちへ来い。アルベルトの 元へ小走で行くと、この絵たちが俺たちを 中心にしてエンジンを組む。辺りを ピリピリした空気が漂。うー、もうすぐ そこで唸り声が聞こえる。ガサり、ガサリ と草むが揺れ、そこから巨大な狼が顔を 出した。やはりベアウルフだ。ていうか 強くなりたかったのなら身体を鍛えるなら なんなりやり用はあったんじゃないか。 面倒な思いをしてまで部下を集めるより よほど効率的だろう。楽しいから雲なく 続けられるのである。パズは戦闘スタイル からして肉団線が得意なタイプ。部下を 集めて命令を出すより身体を鍛える方が賞 にあってそうだしな。俺が寝ても覚めても 魔術をやってられるのも純粋に楽しいから だ。魔術の修行は俺様もやってきたがそう 楽なもんじゃねえ。シドを吐き、地味な 反復をし、努力を重ねて少しずつものにし ていくもんだ。それをロイドはそりゃもう 楽しそうにやりやがる。毎日常今までも これからもだろう。そんなやに努力だなん だと言ってるやが勝てるわけがねえ。 グリモがブツブツ言っているが吹きさぶ風 の音でよく聞こえない。俺の言葉にパズは 苦笑いを浮かべる。ふ、我の配は楽しめ なかったことか全く無茶を言ってくれる。 そう言い残し、パズの身体は砂のように サラサラと消滅していく。夫と なって冷えゆくパズへグリモが大きく口を 開け吸い込み始める。どうやらその魔力を 食べているようだ。ええ、魔人の魔力って のはやっぱうまいぜ。力がかなり戻ってき やがった。こいつのそばにいれば上質な 魔力の補充にはことかねえ。この調子で 魔力を増やし、そのうちこいつの身体を 乗ってやるぜ。ブツブツ言いながら北へ むりも。その力はほんの少し増している ように見える。どうやら魔力を食べて強く なるようだな。どうでもいいけど腹壊すな よ。そりゃもうええ。俺の言葉にグリモは 慌てて返事をするのだった。おおん。 遠覚えを上げながら襲いかかってくる コボルトたち。この絵たちは剣を抜き放ち 迎え。コボルトの振り下ろすの剣が 受けようとしたこの絵の鋼の剣と接触した 。え、驚きの声をあげたのはこの絵と こぼると両方だった。コボルトの持ってい た鋼の剣が抵抗なくへし折れ。この絵の剣 は勢いのままに小ボルトの銅を捉える。 そのままざりとコボルトの身体を切り裂い た。ぐわー。先血が吹き出てコボルトは 倒れる。他の場所でも俺の付与した鋼の剣 がコボルトたちの武器をへしっていくな。 なんだこの切れ味は。これが付与の力と いうものか。このように頑丈なコボルトの 大毛を一なぎで切り裂いてしまうとは。 この切れ味にこの絵たちはとても驚いて いるようだ。どうやら不与はうまく働いて いるようだな。武器で勝さるこの絵たちは あっという間にこぼるとを追い払って しまった。はは。どうだお前たち。これが 我が弟の実力だ。恐れったろう。後で しっかり霊を言っておくことだな。 アルベルトが祠らしげに笑っている。 おいおい、勘弁してくれよ。俺は目立ち たくないんだが。俺がじと目を向けている と、アルベルトが満面の笑を浮かべ、俺の 両肩を叩いた。素晴らしいじゃないか、 ロイド。成功率も去ることながらとんでも ない切れ味だったぞ。あれほどの不術を 使えるなんて本当に驚いたよ。え、えと、 母はまずい。やりすぎたか。俺の想定以上 に評価が高い。使い手が少ないから少々 やりすぎても大丈夫かと思ったが、それが 裏めに出たかもしれない。俺がどう答えた ものかと試案しているとアルベルトは言葉 を続ける。いつも本の虫だったロイドが 実質にこもりっぱなしだったからきっと 何かやっているのだろうとは思っていたが まさか不術をここまで極めているとはね。 道具はシルファに集めさせたんだね。 とんでもない才能だ。さすがは僕の弟だよ 。どうやら俺の思い過ごしだったらしい。 俺はアンドの息を吐いた。はい。 アルベルト兄さんの言う通りです。どう やら不魔術に向いてたみたいで。あはは。 うんうん。そうだろう。そうだろう。どう これからも不要をお願いしてもいいだろう か。道具は僕が融通するからさ。頼むよ。 道具を。本当ですか?ああ、もちろんだと も。今回使った道具は基本のものばかり、 不術には他にも色々な材料が必要だ。それ をアルベルトの力で集めてもらえるなら、 これからはもっと色々なことができそうで ある。ふふふ。ロイドは良き才能を開化さ せたな。こんな年齢から純宅な資金を使っ て思う存分不術の修行ができるものなど そうはあるまい。このまま行けば国1番 いや世界一の不術師になることも不可能で はないな。アルベルトが何かブツブツ言っ ているが、俺は様々な付与の組み合わせを 考えるので頭がいっぱいだった。イント車 を使って白を抜け出た俺は同じく風景術で ある秘書にて町から遠く離れた荒野へと たどり着いた。見渡す限りの荒野周りには 町も人もいない。うん。ここなら思う存分 魔術の実験ができそうだ。おっと、その前 にグリモに連絡を入れておくか。米かに指 を当て、目を閉じてね念じる。グリモ、 聞こえるか?ええ、ロイド様聞こえますぜ 。今は図書館で本を読んでいやす。何人か とすれ違いやしたが、特に気にしたものは いなさそうっす。そうか。シルファが来 たらその時は教えてくれ。勝点でさ、 とりあえずグリモの方は問題はなさそうで ある。これならしばらくは実験に専念でき そうだ。そういえば思いっきり魔術を使う なんて初めてかもしれないな。生まれた時 に火球で部屋を破壊して以来危険すぎるの で攻撃魔術の使用は控えてたのである。 魔術書で理論だけ習得し結界を張って加減 して打ってみるのが精一杯。思いきり魔術 を打ったらどうなるか怖いような楽しみな ような戦踊り地強としながら俺は手のひ から口を生み出すと20重を開始する呪文 族にて影響するのは家計トマ術モ神少熱炎 牙と時計馬術モ神魔術新内岩牙栄 と共に魔力が集まっていきは8切れそうに なったそれを解き放つ ズん閉じ響きが地面が大きく流気した。 それと共に炎が吹き上がる。ただの岩では なく真っ赤に焼けただれた溶岩の塊だ。 あち、ちょっと話すか。座標を前方に向け させると溶岩は倒れながら荒野を焼いて いく。そこに触れた岩山が銃と白い煙 を上げて解け、溶岩団が地面に落ちて火柱 をあげた。これは思ったよりやばい威力だ な。前方200m司方が原になっちまった 。上位魔術でも効果範囲は10m四方も ないくらいなのだが、これが20章の威力 か。しかし1土の20章で溶岩かイメージ 通りだな。この調子なら他の組み合わせも 多分ともかくもっといろんな組み合わせを 試してみよう。俺は20重症魔術を気が 済むとまで試し打ちした。翌日大量の件と 共にアルベルトが俺の部屋を訪れた。 100本以上はあるだろうか。2車を引く 従車もとても重そうにしている。 アルベルトはいつも通り爽やかな笑を向け てきた。や、おはよう。約束通りこの絵の 剣を集めてきたよ。これはすごいですね。 昨日のことをみんなに話したら今朝こんな にたくさんの件を持ってきてね。1人で 30本持ってきたものもいたくらいだよ。 よほど不魔術をかけて欲しいらしいね。 多分違うな。アルベルトが俺のことを話し たからその点数稼ぎとして剣を持ってきた のだろう。主人が剣を集めよと言えばそれ に使える騎士たちなら剣の10本や20本 集めてくるよな。そこまで考えてなかった が嬉しい誤参だ。ロイドが不魔術を使う ようを見てみたかったな。これから経済の 授業でね。とても残念だがこれで失礼する よ。ありがとうございます。アルベルト 兄さん。アルベルトは俺にウインクを1つ して扉を閉めた。良かったですね、ロイド 様。これだけありゃアイクラでも不魔術を 試せますぜ。そうだな。冬魔術は武器に かなりの負担をかけるし、失敗の可能性も 高い。数はあるに越したことはない。不術 に使用するまずい液だが、あまり強力な 術式を編み込むと武器を汚染する。それは 金属のつがりを蝕み、その結果簡単に へし折れてしまうかと言って術式を弱めれ ば貴重な液を使った効果が薄い。濃すぎて もダめ、薄すぎてもダめ。その見極めが とても難しいのだ。しかも同じ武器でも 金属疲労などにより同じ術式でも負荷に なる可能性もある。その辺りは身体で 覚える必要があるため不魔術は大量の練習 が不可欠なのだ。さて始めるか。安そうな 武器から扱っていこう。とはいえどれも 良いものばかりだな。編み物の鉄を焼いて 強くした鋼の武器が主だが、中にはかなり 高華そうな件もある。魔剣か?これ アルベルトに差し出す武器だし、安物と いうわけにもいかないか。まあいいや。 遠慮なく使わせてもらおう。まず手に取っ たのは1番数のある鋼の剣。この辺りから 試してみるか。鋼の剣用にまずい液を 小分けにして術式を編み込んでいく。 とりあえず強度増加を30プラス男性増加 くらいでやってみるか。あの鉄の探検と 同じくらいの容量はあるだろう。術式を 編み込んだまずい液を1本目の鋼の剣に 塗りかけて乾かす。おお、そうだ。群れ ないはずの魔獣をどうやって集めたの だろう。すごく気になった俺は思わず 尋ねる。一体どうやってこんな数のベア ウルフを集めたんだ。ふふ。知れたこと。 本来は決して群れぬ魔獣どもをこの森に 集めるため餌となる超獣たちを我が魔力を 餌に大量に集めたのだよ。そうすれば魔力 と餌に溢れたこの地に魔獣が集まってくる 。その中で生まれた晩の親を殺し子だけを 集め育てあげたのだ。本来は群れぬはずの 魔獣だが幼虫の頃から集団で育てればそれ が普通となるのだよ。まあおかげでかなり 苦労させられたがその回合会ってみよう。 この軍勢を。これだけの魔獣を相手に 勝てるものなど存在すまい。くは。親を 殺し、子供をさって小さい頃から調京する とは何という悪いやつだ。俺でもそんな ことはやらないぞ。大笑いするパズを見て グリモが声をあげる。ああ、そのちょっと いいか。んだ。ま、抜けな魔人。お前さん それいつからやっているんだ?ざっと 100年だな。割れながら苦し藤させられ たぞ。そりゃそうだろうな。グリモは呆れ た顔でため息を吐いている。100年昨日 遠くなるような話である。魔人である グリモから見てもすごいことなんだろう。 準備を終えた我は年には念を入れ、手めに 村を襲わせた。そうすればこの国の軍が出 てくるだろうからな。それに勝利すれば 我が軍勢の力は証明される。そしてカ付 なきまでに勝利した。倒れぬ魔獣相手に 貴様らはなす術がなかったであろう。今 こそ信仰の準備は整ったのだ。ふははは。 高笑いするパズをグリモは鼻で笑った。 おいおいなきまでに叩きのめしただと見てもここに 1 人残っているじゃねえか。むあ、そうだな。弱わなとそのい間がな。問題ない。すぐにすりつぶしやる。パズが手をあげるとアウルフら俺たちを取り囲む。目をば知らせり声をあげていた。あ、行け。そやつらを食い殺すのだ。 おお。飛びかかってきたベアウルフたちが 鋭い爪と牙を俺へと突き立てようとした その瞬間である。ベアウルフたちは俺への 攻撃を止めるとそのまま着地し俺の橋元へ 伏せた。透け立ちするある。おお と完成が上がる。タオよく来てくれた。 助かったよ。間に合ってよかったよ。 さっさとケ散らすね。アルベルトの言葉に ウインクを返すとタオは魔獣の群れを相手 に戦い始めた。その活躍はまさに四士ふ人 。身軽なタオは無人に戦場をかけ回り隙を 見せたベアウルフから仕留めていく。俺 たちが防御重視で戦っていたこともあり、 ちょうどハサミ打ちのような形となり魔獣 たちはどんどん数を減らしていった。 まさか本当にスケットタオが来るとは思わ なかったぜ。タオの前で気を使えば俺の 正体がバレてしまうし、戦いも長引きはし ないだろう。ああ、もう終わったな。俺は やる気なく火球を放つのだった。これで ラスト王。タオの気候団で最後に残った ベアウルフが退木に叩きつけられ、気を 失う。周りに倒れている10数匹のベア ウルフたちはもはや動くこと叶わない。 うお、俺たちの勝利だ。この絵たちが互い に身体を抱き、喜びを分かち合っている。 わあ、残念だ。もう少し楽しみたかったの に。ふう。なんとか全部倒せたね。タオが 額体の汗を拭いを整えていると、 アルベルトが握手を求めて両手を差し出し た。 ありがとう、タオ。本当に助かった。気に しなくていいね。間に合ってよかったよ。 ふひ。タオが握手を返す。めっちゃ嬉し そうな顔でアルベルトの手を握ぎしている 。アルベルトは若干引いていたとところで タオ。よく僕たちが魔獣に襲われていると 分かったね。うん。祠は高いところにある でしょう。ちょうどアルベルト様たちが 魔獣の群れに襲われてるところが見えたよ 。タオが指刺さしたところ、切り立った崖 の上には石の祠が見えた。ただ祠が古さ ゆえかほとんど崩れている。あれを修繕 するのは大変だろう。随分崩れているね。 そういえば修繕に向かったのだったか。 中断させてしまったようだ。僕たちが後で 手伝おう。命を助けてもらった霊だ。それ とても助かるね。お礼するよ。よかったら 今度食事でもどうね?全く飽えたものか 関心したものか一応聞くが魔術書以外には 興味はないのかな?申し訳ありませんが。 ふむ。そうだろうな。やはり城でやること もそろそろ限界があるよな。アルベルトに ついていればたまに射場に連れて行って もらったりできるが、それでも大っぴらに は動けない。せめてもう少し上のレベルの 魔術書があればいいんだが。そういえば城 の地下にショ庫があったっけ。アルベルト がぽつりと漏らした言葉に俺の耳が反応 する。鹿子庫にはあまりの危険さゆ故えに 取り扱いを禁じられた魔所の類いが たくさん封印されていると聞く。その中に は金書も多数含まれており、昔この国を 滅亡寸前まで追い込んだ魔人が封印された ものもあるらしい。魔女とは本物に魔力を 込めた魔道具のようなもので、誰が使って も効果を発揮するのが特徴だ。ただその 作成にはかなり高度な魔術知識と時間が 必要とされるため、その貴重さは魔術書と は比べ物にならない。魔術を封じたもので さえなかなか市場には出回らず城にも数冊 しかないので俺もじっくり見たことはない 。特に強大な魔術が込められたものは あまりの危険さゆ故えに禁止扱いされ国で 厳重に保管されておりの際にしか使われ ないと聞く。以前どこかの対戦で近所が 使われたらしいがそれを唱えると敵軍に雷 が振り注ぎ一瞬にして壊滅させたという。 ただし術者はその反動で50年以上年を 取ってしまったとか魔人を封じるなんて 魔術が込められた金書がどんなものかなど 全く想像もつかない。どんな術式を 浴み込んであるのだろう。すごく気になる 。小さい頃に随分脅されたものだ。悪い ことをする子は金に封じられた魔人に食べ られちゃいますよ。なんてな。はは。言わ れてみれば確かに城の地下には不自然に 強力な結界が展開されているのを感じてい た。きっと国の重要書物などが入っている のだろうとあまり興味を持たなかったが そういうことなら話は別だ。家然ワクワク してきたぞ。アルベルト兄さん、その話 もっと詳しく聞かせてくれませんか? おいおいロイド妙に目を輝かせているじゃ ないか。まさか入ろうとしてるんじゃない だろうな。いきなり釘を刺され同揺しつつ も何もなかった風を予想笑顔を返した。や だな。そんなことするはずがないでしょう 。アルベルト兄さん。その割には笑顔が 引きつっているようだがも元踊りこんな ものですよ。あはあは。なんとか受けえが 同様の成果こちなくなってしまう。どうに も演技をするのは苦手だ。しばらくじっと 俺を見ていたアルベルトだが、すぐに口元 を緩めた。まあそうだな。そもそも城の 地下には城の魔術師が住人係かりで 編み込んだ結界が貼られている。人目を 盗んではいるなど不可能だ。僕でも入るに は許可が必要だしね。アルベルト兄さんは 入ったことがあるんですか?ああと言って も入り口だけだがね。 というかそれ以上は入れなかったんだ。奥 から発せられるわ踊りじしい魔力の渦。 思い出しただけでもおじけが出る。魔人が 封じられた金所があるという話も信じて しまうよ。ブルルと身体を振わせる アルベルト。演技ではない。少しだけ顔が 青ざめていた。どうやら本当のようである と。まあ、そんなわけだ。ロイド、お前は 少し変わっているが無茶をする子ではない 。まさか行くわけがないと思うが。はい。 行くわけがありませんとも。俺は アルベルトの問いに頷いて返すのだった。 タオは顔をあらめ、くねくねと腰をよじっ ている。まさかまだ気を失っていなかった とは。だが幸運なことにちょっと勘違いし ているようで正体がバレたわけではなさ そうだ。ゆかといつの間に将来を誓い合っ たのだろうか。全く記憶にないんぞ。ふむ 。魔人を倒すとは相当名が知えた冒険者 だろう。今度探して霊を言わなければな。 いや、ロベルトなんて冒険者はいないんだ が。まあいいや。知らんぷりをしておこう 。オン といきなり森の中から吠え声が聞こえてき た。茂身から飛び出してきたのは真っ白な 大型県たちだ。犬の群れは惚れにすり寄っ てくる。わ、なんだお前たち。ん、よく 見ればこの犬たち見た目はすっかり 可愛らしくなっているがさっきの ベアウルフだ。触れれば分かるが体内を 巡る魔力の流れが同じなのである。成長や 修行により魔力の方は変われどう1個体で あればこの流れのパターンが違うのは基本 的にありえない。 一体なぜこんなことになったんだろうか。 魔獣は食らった魔力により姿や性格が変化 しやす。ロイド様の魔力を浴びたから こいつらもこんな姿になったんでしょう。 オングリモの言葉を肯定するように犬が 吠えた。その1匹が俺の前でちょこんと 座ると他の犬たちもそれに習う。戦闘の犬 は俺をキラキラした目で見上げ尻尾を振っ ている。 どうやらこいつパズが直接操っていたやつ ですな。ロイド様を主と認めたようですぜ 。どうもそうみたいだな。とはいえ城に 連れ変わるわけにもいかないよな。可愛い けど魔獣だし。俺はそう思いちらりと シルファを見た。あらあら。この犬ロイド 様に随分抱いているようですね。だが シルファは俺に抱いた犬を見て嬉しそうに 微笑んでいる。あれ、絶対連れ帰っちゃ だめですとか言うと思ったのになぜか交換 色だ。何を不思議そうな顔をしているの ですか?ロイド様。犬は中義に熱く戦士 たちの良き相棒となる。それ ゆえングリスケでも昔からたくさん買って おります。ロイド様にもいつか犬を勝って いただこう思っていましたが良い機会です 。この子は身体も丈夫そうだし、 よろしければ買われてはいかがでしょうか ?シルファの言葉にアルベルトも頷く。 そうだね。犬は僕も好きだ。それに白い 魔獣は演技が良いと言われている。これ ほど抱いているならきっとロイドの良きと なってくれるだろう。おんおん。そうしろ と言わんばかりに何度も吠える犬。2人が いいって言うならいいか。魔獣に関しても 色々研究したいことはあったしね。あ、 いや、別にグいことをするじゃないからな 。ロイド、その子に名前をつけてやると いい。名前ですか?うん。じゃあ白で。 おん。白いからという安直な理由だけど、 白は気に入ったようだ。撫でとばかりに俺 に頭をすり付けてくる。俺が撫でてやると 白は千技連ばかりに尻尾を振って喜びを 表現していた。可愛い。ごく普通の庶民 だった俺は血闘で命を落とし、何の因果 王族として転生した。サルーム王国第7 王子ロイドディサルーム。それが俺の 新しい名だ。今では10歳この生活にも 随分慣れてきたと思う。ちなみに国の景色 や文化、雰囲気と照らし合わせてみると、 俺は死んだ直後にこの身体に転生したよう だ。俺が学園に通っていた頃、新しい王子 がもうすぐ誕生するらしいとか言ってたし な。少し申し訳ない気もするが、なって しまったものは仕方ない。兄たちはすでに 成人しており、年も離れていた俺は大い 継承争いともほとんど関係ない。おまけに 身体も小さく用姿も平凡、それに政治にも 全く興味を示さなかったので期待されて ないようだった。だが兄たちが王になる ために毎日毎日マナーや学問武術を みっちり学んでいるのを見るとそれで 良かったなと思う。おかげで俺は大好きな 魔術を思う存分勉強させてもらっている からだ。朝起きて図書館に引きこもり魔術 書を読みふける日々。その増量はとんでも なく魔術書だけでも数百冊はある。基礎 から始まり専門的なものに至るまでその 全てに目を通した。前世で基礎をしっかり やっていたおかげか難しい魔術書も理解は できた。もちろん魔術の再現も今は色々と 応用するための術式を編み上げている。 ちなみにあの時を殺した魔術は高価な媒体 を使用したご師で、今見ればそう大した 魔術でもなかっただったようだ。ちょっと 残念。なお魔術が好きなのは隠してないが 、実力というかあれだけの威力が出せるの は隠している。あんな魔術が使えると知ら れたら絶対面倒なことになるだろうし、 そうなったら魔術の研究どころではない だろう。期待されて多いがどう言われても 困るしな。 ちょっと変わった魔術好きの王子。これが 俺に対する周りの評価であるべきだ。 ロイド様どちらですか?ロイド様水形等 魔術準度上昇。これは液体に作用する魔術 で文字通り不純物を排除するものだ。皮の 水を飲料水としたり、燃料などに混じった ゴミを取ったりと使える幅は広い。ただ あまり準度を上げすぎると混合物は完全に 分解されてしまうのだ。以前茶の順度を 上げすぎて水にしてしまったことがある。 そんな繊細なことを魔術でわあ、改めて 思いやすがロイド様の魔術は大したもん ですな。俺が開発したわけじゃないよ。 魔術は常に進歩しているグリモがいた頃 よりいろんなことができるようになって いるのさ。よし、ゴミを救ってと。うん。 綺麗になった。まずい駅は宣告と違い、 かなり透明度が増しているように見える。 そういえばこのまずい駅には何の術式が 込められているのだろう。ちょっと見て みるか。液体に込められた術式へと意識を 集中させていく。ふむ。これは強度増加の 術式かな。物体に込める術式の中でも最も ポピュラーな術式だ。 高価なはこれで強化しておけば簡単には 折れない。だがこの術式相当昔から 使い回してるな。めちゃくちゃ古臭いし 非効率な術式だ。ちょっと書き換えよう。 こんな術式はもう覇棄してもいいか。大分 容量が開いたな。これなら強度増加も3 くらい編み込める。ついでに男性増加もし ておこう。これがあると金属に粘りが出て とても丈夫になるからな。よし、こんな もんか。あとは探検にもう1度してとでき た。手にした探検のは全国と違いピカピカ だ。試しに宝箱には当ててみると面白い ようにスパッと切れた。おお、見事なもん ですな。うん。いいね。というわけで千備 品の確認だな。その夜夕食を終えた俺は 早々に部屋へ戻りカを広げた。ダンジョン から持ち帰った三石、ストーンスライムの かけら、宝箱の切れ端、魔術が付与された 探検をベッドに転がす。ロイド様なんです かい?そりゃダンジョンから持ち帰ったの さ。通りで遅いと思ったらダンジョンを 攻略してきたんですかい?たにため息を 吐くグリもだから悪かったって。 まず手に取ったのは三石。タオの言ってい た通りダンジョンから出したことで光を 失っているようだ。ちょっと削ってみるか 。水形等術水場にて三石をゴリゴリと削っ ていく。硬いものを削る場合質量のない 風場よりは質量のある水場の方がやり やすい。削り出してみたが石の内部には 特に気になる点は見受けられない。どこに でもあるごく普通の石だな。俺の仮説と 合わせて考えるとダンジョンの核は様々な ものを取り込んで成長する。おそらくこう いった石や土を取り込みながらダンジョン を作ったんだろうな。ということは ダンジョンで採取したものはその場を 離れると元の物体に戻るのだろう。こっち の宝箱の破片はダめだ。全く魔力を感じ ない。というのはおそらく魔法生物とでも いう存在切断した時に死んでしまったの だろう。ちなみにストーンスライムの かけらもただの土くれに戻っている。 ダンジョンから離れたので元の土に戻った のか。だがリッチは自分のダンジョンから 離れても平気そうだったな。高レベルの 魔物ともなればまた違うのかもしれない。 いや、ダンジョンが1匹の巨大な魔物と 考えるとどうだ?強力な魔物には単独で 活動できるよう核があると聞いたことが あるし、ま、仮説の息を出ないか。スーは 歩きながら俺は息を深く吸い込み長く吐く 。なんとなくまだ魔力を誓できない魔術師 の卵なんかが行う修行に似ているな。精神 を統一し、呼吸に全を集中、体内を循環 する魔力の流れを意識する。魔術師の修行 でも処歩の処歩才能ある魔術師は必要と すらしない修行。前世で魔術の才能が なかった俺は最初の頃はずっとこれをやっ ていたのである。うん。身を見まねだが なんとなく体内に力がみなっていくような 感じがする。魔力を完全に覚しているから こそ分かる。みたいの奥底に感じる力。 これが木というやつだろうか。自分だけで なくタオの呼吸。ダンジョンのあちこち からもかな呼吸の気配が感じ取れる。む、 前方に何かいる。曲がり角の向こう側から 濃い気配を感じた。俺の言葉にタオは驚い たように目を丸くする。驚いた。ロベルト も気を使えるか。 似たような修行をしたことがあるからね。 ちょっと真似てみた。面白そうだったしね 。面白って気配殺地だけでも普通は5年は 修行しないと身につかないよ。それを見た だけで使えるようになるなんてとんでも ない才能ね。放れた様子でため息を吐くタ でも面白そうだからって理由とてもこう よしね。好きこそ物の上手なれよ。そう いうことならいいものを見せてあげるね。 よく見ておくといいよ。そう言うとタオは 縁を描くように身体を動かしていく。タオ のへそから生み出された木は全身を循環 するように回りながらタオの両腕に集まっ ていく。は掛け声と共に十分に集まった木 の塊を放つ。それは前方敵の気配がする方 へと飛んでいく。直後ズんと衝撃音がなり 、魔物の気配が消滅した。ふ、これが飛行 団ね。今のは見せるためにわざとゆっくり 打ったけど、もちろん高速で放つことも 可能よ。おお、すごいな。タオ。まね。 タオは不と鼻を鳴らすと俺に背を向けた。 木まで使えるなんてこいつは飛んだ広い ものね。それにロベルトは気に興味心身 教えてあげる名目で師匠と弟子でラブな ロマンスも期待できそうよ。しかも立派な 武道家に育てあげればうるさいじいちゃん も私の言い付けとして認めるに違いない。 ふひこいつは飛んだ広いものあるな。タオ は何やらブツブツ言いながら不気味に笑っ ている。なんか怖いし放っておいて先に 進むかな。あまりレベルが高いとは言え ない生成魔術だね。切界を無理やり金にし たのかい。準度が低すぎるし、中身も スカスカスカだ。これじゃあ駆け出しの 商人も騙せないよ。そもそも魔術での金の 生成は禁じられている。というか俺は王子 だし金には困ってないんだよな。むぐた。 だったら不老不だ。お前さんを不労士にし てやるよ。悪いが自分の身体に他人の術式 を施されるのは好きじゃない。特に不労士 なんて強い術式を人体に編み込むなんて どんなリスクがあるか分かったものじゃ ないよ。魔術というものは万能ではない。 低レベルの魔術なら魔力の消費だけでなん とかなるがあまりに高レベルな魔術は術者 や比術車にも負荷がかかる。プロフ士 なんてのは相当うまく術式を浴み込んでも かなり重いリスクをしうはずだ。例えば 10度の神経麻痺や肉体の欠損とかとても そんな術式をおそれとは受けられない。壺 だったのかグリモールは顔を歪めている。 やはりもう1度封印させてもらうよ。君は 危険そうだしね。ま、待て。待ってくれ。 頼むから。俺は全然危険じゃねえ。良い 魔人なんだ。封印されたのだってちょっと いたずらしただけなんだよ。うん。でも嘘 言ってるかもしれないしな。やはり封印。 俺が本に触れようとした時であるな。なら 魔術はどうだ?魔人がぽつりと呟いた。 何百年も前の古代魔術だ。お前さんも魔術 師なら興味あるんじゃねえのか。そいつを 教えてやる。どうだ?ロイドしばし 考え込んで俺は頷く。面白い。今更言う までもなく俺は魔術が好きだ。古代の魔術 か。伝説によると大地を揺がし洪水を 起こし、海を割るなんてのも聞いたことが ある。実物はどれほどのものだろうか。 是非見てみたい。俺の言葉にグリモワール はパッと表情を明るくした。魔術師として 大切なものはまずは家柄。次に才能。 そして最後に努力である。魔術師の素 ウィリアムボルド。魔術学園の入学式学長 の挨拶で1番最初に言われた言葉だ。魔術 師というのはまず家柄と血筋が大事でそれ から才能努力なんてものはほとんど意味が ない。と続けられた。家柄は言わずもが 古くから続く勇正しい家には非少な魔術書 と唸るほどの材力が受け継がれ、代々 積み重ねられた決脈は魔術師として有利に なるようより濃く深く洗練されていく。 才能も当然大事だ。魔術を扱うセンス、独 力、再現力、理解力、身体能力、才能に 優れたものはしばしば家柄の確保も量する 。そして最後に努力だが、これは努力が 無駄というわけではない。努力はただの 前提。魔術師を心す以上心身ともに 鍛え上げ、日々の修行は欠かさず魔術書を 読み込むなんてことはみんながやっている 。だから日々懸命に励みなさい。挨拶は そう締めくられた。まあしかしそんなこと はどうでも良かった。俺は庶民の生まれで 大した才能もないと言われていたが、魔術 がただ好きだった。何もないところから炎 や氷、雷が生まれる神秘、術式によって 様々な顔を見せる奇跡 が自分の手で行われるという私服。あっと いう間に魔術の取った俺にとってこの魔術 学園での生活は最高だった。だがそんな日 は終わりを迎えることとなる。ことの発端 はとある公爵家借難の魔術書が盗難された 事件。誇りある貴族が盗みなどするはずが ない。そう言って彼が疑いの目を向けたの は魔術学園唯一庶民の生まれである俺だっ た。うおな。なんだ。 いきなり身体を揺さぶられ美となる。 振り向くとタオが口をパクパクさせていた 。だが音が聞こえない。そういえば音声 遮断を使っていたんだった。解除すると タオの声が聞こえてきた。ロベルトやっと 返事したよ。ああ、ごめん、ごめん。集中 しててさ。もう私がグレウルフ倒した ところ全然見てなかったね。タオは怒って いるのかを膨らませている。ちょっと悪い ことをしちゃったな。でもおかげで ダンジョンの結界については色々調べられ た。まずこのボスのいる部屋がダンジョン の心臓とも言える部分だ。もっと言えば ボスを倒した先にあるお宝のある部屋が そうである。ボスを生み出したり結界を 張ったりそれらの出力源は全てそこから だった。その眼油魔力量は半端ではなく、 術式などに頼る必要もなさそうだ。単純に 大量の魔力だけで結界や魔物の生成を行っ ているように感じられた。おそらくその 栄養はダンジョンで死んだ魔物や人間、 動物だろう。魔物は死ぬとダンジョンに 帰っていくからな。効率は死ぬほど悪いが 単純な魔力の送量が多いからできることだ 。まだまだ分からないことはたくさんある が、そんなところかな?もういいね。 さっさとお宝を拝みに行くよ。そうだな。 ボスを倒した先にはお宝があるらしい。ク もダンジョンの心臓部と同じなんだな。と いうことはお宝が核なのか。いや、それも おかしいはず。止まれタオ。突如濃い魔力 を感じ取った俺はタオの手を引く。アンギ いきなりどうしたね、ロベルト?いくら なんでもこんなところじゃ。何か言いかけ たタオの元を黒い歯が通りすぎる。あれは 闇系統魔術市家か魔物が好んで使う魔術 だっけ?え、ボスは倒したのにどうして ある?どうやらまだ何か残っているようだ な。注意深く目を凝らすと芝を打ってきた 敵の姿が暗闇みに浮かび上がる。美味しい よ、シルファ。ああ、さっき取ったばかり の獣の肉なのにちな臭さをほとんど感じ ない。見事な腕だ。アルベルトも下つを 打っている。お口にあって良かったです。 肉の中でも特に血の匂いが薄い部を使い ましたので、それに役味もたくさん生えて いましたので匂い消しにとええ、詳しいん だね。やっぱりシルファはすごいな。 メイドの足並みですのでうやうやしく頭を 下げるシルファ。俺は思う存分食事を 楽しむのだった。ふう。満腹みるく。食後 のお茶が終わり俺たちはゆっくりしていた 。 すでには落ちかけているので十は朝からの予定である。ザートの甘い果実を食べていると アルベルトが難しい顔をしているのに気づく。どうしたんですか?アルベルトさん。だと思ってね。焼けにたくさんの獣が取れすぎている。さぎも鹿もイノシシシも活動時期が微妙にずれているんだ。 にも関わらずこんなにあっさり取れるのは やはり何かおかしい。アルベルトは顎に手 を当て考え込んでいる。あまり獣の生体は 分からないが言われてみればこの森には 入った時から何か違和感を感じていた。 何かあるのだろうか。うおん。突如獣の 方向が響く。音の方を向くと森の中から 巨大な狼が出てくるのが見えた。ま、魔獣 だ。ゆっくり休んでいたこの絵たちは慌て ながらも武器を手に立ち上がり、魔獣を 取り囲む。針金のような分厚く黒い毛に シンクの瞳。大きな口からは鋭い牙が覗い ている。そして狼というにはあまりにも 巨大な身体。あれは確かベアウルフ。魔力 により化した身体はクと見間うほどだ。 やるぞ。 ども来い。はい。言われるまでもなく俺は立ち上がりアルベルトに続く。顔お。 さらにタオは流れるように肘打ちを放つ。そこから左鍵つき手堅な回し蹴り。それは全て最初の一撃と寸分場所へ打ち込まれていく。おはまらない。そしてはさらに大きく深くなっていく。 こんなところではない。ある。あしは 5歳の頃から毎日毎日短を続けてきたね。 雨の日も雪の日も休まず毎日彼氏も作らず よ。そんな努力を積み重ねてきた私が こんなところで彼氏も作らず死ねるか。一 泊置いての飛び膝ゲり、魔力消壁が 砕け散りぽっかりと穴が開いた。あ、でも まずいな。 好きだらけだぞ。しかもリッチもぼっとし ていたわけではない。カタカタとリッチの ラングが揺れる。魔術の影だ。黒い先行が 他を包む。島どうと爆発が巻き起こる。 吹き飛ばされたタオが地面に落ち何度か 転がった。ぐったりしている。やばそうだ 。 タオテててより抱き起こすおは苦しげな表情で顔をあげくなぜってきたね実は逃げてなどらず 近くで感染していたとはとても言えず口をつむしのためにもうバカるなでもいいよみたいなイケメンと一緒に死ねるなら本ある。 そう言って俺から顔を背けるタをて おいおい、もう諦めるのか?もうダメある 。身体動かないよ。それに動いたとしても ピッチ相手に勝てるわけがないね。何言っ てるんだよ。俺の言葉に被せるように黒い 先行が辺りを包む。背を向けていた俺たち にが魔術を放ってきたのだ。ぎゅっ と目をつるタオ。直後衝撃派が俺たちを 襲うことはなかった。俺の張っていた魔力 消壁がリッチの魔術を防いだのだ。壊る目 を開けたタオは不思議そうに目をパチクり している。俺は立ち上がるとを まっすぐに見据えにやりと笑った。ここ からが楽しいんじゃないか。今したロイド 様が使われたのは魔獣使いの技。 アリーゼオの力は天生の際によるもの。 自覚がないがゆえにアンコントローラブル ですが、ロイド様は確実に自覚して使われ ていた。しかも他の魔獣使いはアリーゼ様 の前ではまともにコントロールできなく なっていたのに、あれほど見事にこのまま アリーゼを超える魔獣の技を習得して いただければ集まってくる動物たちを 追い払っていただけるかもしれません。 ここが動物だけなせいで他のメイドたちは 怖がって近寄りもしないし餌やり汗も大変 。おかげで私の休みはなくショッピングや カフェに行く暇もなし。ええ、そうですと も。ここは是非ともロイド様に頑張って いただかねば。何か強烈な念を感じ 振り向くとエリスが期待を込めたような目 で俺をじっと見つめている。ロイド様また いらしてください。アリーゼ様はもっと 色々なことを教えられるようですよ。まあ 、ナイスだわ、エリス。え、そうよロイド 、私はもっとたくさんのことを教えてあげ られますから。だから是非また来てね。 各かに魔獣使いの技がこれだけなはずが ないよな。また何か疑問が生まれたら聞き に来るとしよう。あまりまともな返事は 期待できないけどな。よしろ。いい子だぞ 。オン宣投げたボールを取ってきた白の頭 を撫でてやる。魔力の性質変化を利用した イメージの共有はかなり便利でこれを使え ば大抵の行動はさせられるようになってい た。ちなみにさっきもただ普通に投げた わけではなくめちゃくちゃ高く投げた。 風景トマ術を使って城の上壁くらいの高さ にだ。それを壁と壁の間を登らせて鳥に 行かせたのである。 魔獣ならではの動きだ。やるな白。ただ 動き回る白を常時魔力でついでおくのは それなりに負担なため魔力刻印を用いて 命令したい時だけ魔力を飛ばして白と 繋がることで解決した。とりあえずこれで 日常生活に慣れさせていくか。ヤーロイド 。そんなことを考えていると芝フの向こう からアルベルトが歩いてくる。愛に王子 アルベルト俺の上の兄で金髪聴心の イケメンだ。魔術に関してはかなりの腕前 で俺をよく魔術の訓練に連れて行って くれる。ちなみに大い継承候補と噂されて いるようだ。両手に魔力を集めて皇室化 攻撃力を上げるようイメージしているんだ な。面白そうだ。俺もやってみるかとは いえ素ではあれだし。どうだ?鞄の中に 武器があったっけ?以前不魔術で使った鉄 の探検。あれを使えば剣で同じことが できるよな。隙を見せたな。しねえと 思いカを漁さろうとした時である。パズは 魔力並を放ってきた。ロイド様危うね。 それを迎え打つべく俺の右手グリモが黒い 魔力並を放つ。2つの魔力並は互いに ぶつかり引け飛んだ。ぬー。魔人が人間に 組みするか。へ、鼻く定の威力だぜ。パズ とグリモが魔力並を打ち合う。何度も何度 も俺の元全で激しい先行がじ散っている。 永そこを知り解け。そやつは失った我が 身体の新たな宿とするのだ。誰がてめえ なんぞにやらせるかよ。こいつの身体は ゆくゆくは俺様のもんになるんだからな。 町から派の激突音であまりよく聞こえない が2人は何か喋っているようだ。魔人同士 対抗心でも燃やしているのかな?ロイド様 、ここは自分に任せてやりたいようにやっ てくだせ。ああ。うん。グリモも無理すん なよ。ていうか別に放っておいても魔力 消壁で防げるんだけどな。ああ、せっかく やるって言ってくれてるんだし、無に断る こともないか。王族とは家のものの神を むやみに否定せぬものらしいしな。えっと 、こんな感じかな。same国と同じ容量 で強く硬い歯をイメージした魔力を 生み出し剣にまとわせていく。さらに 先ほど見たシルファの権技も制御魔術で コピー。よし、これでやってみるか。 振り物の口を閉じさせ、ぎゅっと探検を 握りしめた。行くぞ。俺は米を蹴り、 まっすぐパズに向かってかける。低く構え たけ筋が水面で爆舌続け、水柱となって俺 のすぐ後を続く。何が恐縮なものか。息子 たちに現術を叩き込んだシルファはお前の 現術の際は歴代王子で1番、国1番の剣士 になるなどと対鼓を押しておる。でも屈の 魔術師であるアルベルトもお前の才能に 嫉妬しておったよ。自分があの年頃だった 時はまともに火球など飛ばせなかった。 それを見事に制御しておるとな。若き実力 者であるあの2人にそこまでしめるとはな 。大したものだよ。シャールズは腕組をし たまま嬉しそうにうんうんと頷いている。 うは2人ともそんなことを言ってたのかよ 。俺なりに実力は隠してたつもりだったが 、まだ甘かったようだ。やはり城の中で 魔術を使うのは危険だな。あまり俺の評価 が上がると大い継承に巻き込まれる可能性 もありそうだし、そうなったら面倒だ。 少しは自調しなければ。でも俺の性格上 魔術の研究は止められないしな。お前には 大いに期待しておる。これからも励むの じゃぞ。えっと、そうですね。返事を濁す 俺を見てチャールズは顔を曇もらせる。だ がのいくらお前が優秀だからとて今から お前を大い継承候補に加えるのは難しいの じゃ。すでにアルベルトラを含む上位の 王子たちにはそのための教育をさせておる からな。お前がそう考えて頑張っておる なら心苦しい。先に言っておこうと思い、 こうして呼び出したのじゃよ。 そういうことか。つまりチャールズは俺が 王いを継承権すべく頑張っていると勘違い しているのだ。もちろん俺にそんなつもり はみ人もないのでほっと胸を撫で下ろした 。お気になさらないでください。父上 私は言われた通り好きなことをしている だけです。大い継承権などに最初から興味 はございません。俺の言葉にチャールズは 目を丸くした。そして気は真ったかのよう に目を細める。うむうむ。わしの言葉に 腐るでもなくよくぞ申した。できた息子を モテて嬉しいぞ。しかもちょっと涙んで いるようだ。本心なんだけどな。完激して いるチャールズを見ながら俺はポリポリと 本を書いた。安心せロイドよ。その努力が 無駄になることは決してないだろうからの 。だからその調子で埋進するのじゃぞ。 はあ。うむ。では下がって良い。なんだか わからないが、とりあえず今までの生活は 維持できそうで安心だ。俺はアンドの息を 吐きながらチャールズに背を向ける。それ にしても大いにも興味を示さず、ただ ひたすらに努力を積み重ねるか例わずか 10にして大したものよ。いやはや真の 大たるもの。どれくらい出なくてはいかん のかもしれんな。これは大い継承候補に ついて考え直さねばならんのかもしれぬ。 チャールズは何かブツブツ言ってるが あまりよく聞こえない。まあ多分政治に ついてだろうな。悪いけど興味なしだ。 それより早く帰って本を読みたい。俺は 足早に玉座の間を後にするのだった。高速 で迫りくるパズ。俺のそばにいたベア ウルフたちが立ちふがる。ガうぐるお。 もしかして俺を守ろうとしてくれてるのか 。でも危ないぞ。知りかせようとしたが 間に合わない。邪魔をするな。パズが両腕 を振うとベアウルフたちは引き飛ばされた 。ヒャイン。地面に叩きつけられたベア ウルフたち悲鳴をあげた。こいつ自分の 眷属をなんてやつだ。パズはタオレフス ベアウルフたちには目もくれず、俺目がけ て体当たりをぶちかましてきた。ドスンと 自動発動した魔力衝壁ごと俺の身体は湖海 へと吹き飛ばされる。だが風景魔術非秘傷 発動。風をまとった俺はコ面の上を滑り 中央あたりで止まった。た翼を広げ地面を 蹴り即座に追撃してくるパズ振り下ろされ た右手から放たれる魔力派を魔力消壁で 受け止めた。おい、自分で育てた大事な 眷属だろ。殴るなんてひどいじゃないか。 何を言っている?我に逆らう愚かな犬など も早や眷属でも何でもないわ。貴様を殺し た後に全て首り殺してくれる。ひどいな。 モフモフ帝国を作るんじゃなかったのかよ 。魔獣帝国だ。顔を真っ赤にして俺を 殴りつけてくるパズ。ダメージは全くない が、それでも魔力消壁をきしませるほどの 威力。ただ殴っただけ邪高はならない。 これも魔力の性質変化か。両手に魔力を 集めて皇室化力を上げるようイメージして いるんだな。面白そうだ。俺もやってみる かとはいえ素ではあれだし。そうだ。鞄の 中に武器があったっけ。以前不術で使った 鉄の探検。あれを使えば剣で同じことが できるよな。魔獣だ。まだいたのか。 ぐる王 ぐお。1匹だけではない。2匹、3匹と森 の中から飛び出してくる。あっという間に 俺たちはベオールフの群れに取り囲まれて しまった。しかもそれだけではない。森の 奥からはどんどん遠えが集まってきていた 。バカな魔獣は群れないはず。それがなぜ こんなに皆老倍言えているがこれは チャンスだ。この絵たちは魔獣1匹でも 苦戦してたし。これだけいるなら俺が倒し てしまっても構わんだろう。もちろん魔術 以外を使うつもりはないが、それだけでも 十分だ。よっしゃ、テンション上がってき た。アルベルト兄さん、俺も戦います。 ああ、分かった。期待しているぞ、ロイド 。来ます。シルファの声とほぼ同時に ベアウルフたちが飛びかかってくる。おお 。く、アルベルト様とロイド様をお守り しろ。この絵たちは密集し、俺たちの前に 壁を作る。その奥からアルベルトが演列 火球を放った。燃え裂かる炎に焼かれの 打ち回るベアウルフ。よし、俺もやって やるぞ。くらえ。やや棒読み君で放つのは 火球だ。飛び出した日の玉はベアウルフの 鼻先を焼きひませた。そこへこの絵たちの 斬撃が加わり交代させる。ドイド様、なん でもっと強力な魔術を使わないんですかい ?上位魔術の1つでも使えばこんな奴ら一 発で倒せるでしょう。だってすぐ全滅させ たら面白くないじゃないか。せっかく魔獣 相手に魔術を使う機会なのだ。どうせなら 長く楽しみたい。そうだ。倒れた魔獣に 血魔術と掲けたらもっと長く楽しめるん じゃないか。ついでにこの絵たちにも かければ永久期間の完成だ。割れながら ナイスアイデア。悪魔ままとひらめきで ある。そう、そいつはさすがにやめた方が よろしいかと思いやすがだがグリモは ドん引きしながらダメ出しをしてきた。 各かによく考えたら中魔術でも気力までは 回復しないし長期線で木の緩んだこの絵 たちが殺される可能性もあるか。さすがに 自分の実験で人が死んだら後味が悪いし やめておくかと言って確かに火球だけだと あまり面白くなさそうだ。じゃあせめて気 を試う。覚えたばかりだから生き物相手に 浜田ほとんど検証してないしな。敵も 大石当て放題である。俺は呼吸と共に右手 に体内の木を集めていく。タオのやってい た気候団だ。以前やった時は肺が めちゃくちゃ痛かったが、チ魔術を ピンポイントで肺に当てながらやれば かなり痛みを柔らげることができる。よし 、行ける。は、それを火球で覆って カモフラージュし、放つ。放たれたパイプ の玉飛行団はまっすぐ飛んでいき、ベア ウルフに命中した。ぐお 悲鳴を上げて吹っ飛ぶベアウルフだがすぐ に立ち上がってきた。いまい聞いてないか ?純粋な木の攻撃だとタオの足元にも及ば ない。ロロロイド様、今のは一体あ 木だよ。タオに教えてもらったんだな。俺 の言葉にグリモは驚いている。木のは確か 大昔に戦った異国人が使っていた技だよな 。長年の修行が必要って話だが、倒って 小娘にあったのは数日前だろう。そんな 短期間で覚えたっていうのか。信じられ ねえ。グリモはまたドん引きしているよう だ。もしかして俺が手を抜いて長引か せようとしているとか考えているのだろう か。残念ながら全力なんだよな。やっぱり 木は難しい。あれから1週間が経った。 基本的には俺の日々はほとんど変わらず 好きなことをやっていた。少し変わった点 といえば、アルベルトが頻繁に魔術の練習 上へ誘ってくれるようになり、シルファの 堅術ごっこの頻度とそのレベルが上がった くらいだろうか。アルベルト様、今から ロイド様は堅実の稽古をなさるのです。 それは先日もやっただろう。今日は魔術の 練習をするのだよ。何をおっしゃいます? 現術です。いいや魔術だね。2人は火花を 散らし睨み合っている。ただ時踊りじれを 取り合っているのを見るので気が重い。 しかもチャールズも最近何かと俺を 呼び出して近況を聞こうとするし、風の噂 ではタオもロベルトについて聞き回って いるそうだ。モテモテっすな。ロイド様 グえ。この調子で周りの評価が上がれば俺 が身体を乗った時にうまい思いができるぜ 。ポン。グリモがニヤニヤ笑い、白が元気 よく吠える。全く騒がしいことだ。俺は ただ魔術を極めたいだけなんだけどな。 この世界には未だ俺の見たことのない魔術 が存在する。それを全部見たい、覚えたい 、モてたい。俺はまだ見ぬ魔術の新を望み 、真っさな空を見上げた。魔術師として 大切なものはまずは家柄、次に才能、 そして最後に努力である。最後というのは 言葉通り努力を努力として受け止めるもの にとってであり、楽しんでそれを積み重ね られるものにとっては最後ではなく最大の 力となりうる。え、それら全て持つものが いたらってあはそれはゾっとしない話だね 。なくとも私は戦いたくはないな。なんて あの野郎は言ってたっけか。グリモが ボソりとつぶやく。どうかしたかグリモ。 いいえ。何でもあ、じゃんけんはシルファ の姉子が勝ったようですぜ。見ればいつの 間にか2人はじゃんけんをしていたようで 勝利したシルファがかけてくるのが見える 。ドイ様。嬉しそうに僕を手に手を振って くるシルファ。俺はため息を吐きながら 中庭へと向かうのだった。わあわあさ。 さすがに疲れてきたな。もう何十回気候団 を打っただろうか。魔術ならともかく木に 関しては初心者だ。呼吸にも気を使うし 精神的疲労が溜まっていた。でも大分慣れ てきたぞ。最初の時と比べると明らかに気 を寝る速度が上がっている。速度だけでは ない。飛距離も威力もやればやるほど上達 を感じられてすごく楽しい。魔獣たちとの 戦いもいい感じでき行してるしこの戦い もっと長引かないかな。そんなことを考え ていると隣にいたアルベルトが息を荒らげ ているのに気づく。魔獣どもの数が一向に 減らない。この絵もシルファも顔には出さ ないが動きがかなり鈍くなっている。それ にロイドもかなり息が上がっているな。 あの年齢であれだけの魔術を使っているの だ。無理もないかなんて人のことを気にし ている余裕はないな。僕の方もそろそろ きつくなってきた。だが兄として情けない 姿を見せるわけにはいかない。笑え笑うん だアルベルト。こういう時こそ不に何か ブツブツ言いながらアルベルトは口元に笑 を浮かべている。おさすがアルベルト。 まだまだ余裕ありそうだな。ロイドまだ 頑張れるか?はい。まだまだいくらでも 行けますよ。いい子だ。さて、ここからが 踏ん張りどころだぞ。魔剣を振い演球を 放つアルベルト。本来ならモトックに魔力 キれを起こしていてもおかしくはないはず なのにあんな顔をしているということは 魔剣により威力が上がっているのが嬉しい んだろう。やはり攻撃魔術は威力という 分かりやすい指標があるからやる気が維持 しやすいもんだ。うんうん。俺も負けて られない。何か特別な要素。例えば スケットでも来なければき行状態は続く だろうし、その間はずっと木の練習をして ほったと考えていると規制と共に小柄な 一影タオが飛び込んでくる。飛び蹴り一戦 、それを食らったベアウルフは湖にまで 吹っ飛んでいった。くるりと空中で回転し 着地したタオはビシッとポーズを決めた。 シャールズの言葉を俺は驚きの声をあげる 。そんなことになればアルベルトラに 混じって王になるための勉強をしなければ ならなくなるし、他の王子たちと大いを 競って争わねばならない。俺は気ままに 魔術の研究をしたいのだ。時期多い継承権 なんて真っぴらごめである。おお、 アルベルトが立ち上がる。反対してくれる のだろう。助かった。まだ10歳である俺 に時期多い継承権を与えるなんていくら何 でも無茶な話である。ほっと胸を撫です。 とても良い考えです。ロイドはきっとこの 国を支える存在になる。王としての学びは その時きっと将来の役に立つ。ロイドとの 大い争いは僕としても脅威ではありますが 相手がロイドなら負けてやむなし。むしろ 競い合えたことを公栄にすら思いますと 思ったらアルベルトまで賛成している。 おいおい、ちょっと待て。俺は慌てて 立ち上がる。ま、待ってください。身に 余る光栄感謝いたします。ですが自分は とてもこの国の大たる器ではありません。 慎しんで事態申し上げます。む、俺の言葉 にチャールズは少し考えて頷いた。 そうか。それは残念だ。ふう。良かった。 なんとか断れたようである。いきなり大い 継承権とかむちゃくちゃだぜ。しかし夜け にあっさり引き下がったな。まあいいや。 これで安心だ。俺はアンドの息を吐いた。 なるほど。つまりロイドよ。お前の器は この国だけで収まるものではないと言い たいのだな。確かこの大陸は未だ平穏とは 言えぬ。それを統一するような世界の覇王 となるとふ、我が息子ながら大きく出た ものだ。そういうことならその考え尊重せ ねばなるまいて。この国では収まりきら ないうは確かにそうだ。例えば世界をまた にかけた大魔術師ウィリアムボルド士の ような人物に育つかもしれない。そのため には王としての教育よりもっと他にもっと やるべきことがあるのかもしれない。 シャールズとアルベルトが何かブツブツ 言っている。2人ともニヤニヤしてるけど 大丈夫だろうか。ロイドよ。ではこれから もしっかりと励むのじゃぞ。期待している ぞ、ロイド。はい。なんだか2人がすごく 期待を込めた目で見てくるがともあれ、 なんとか大い継承権は継がずに住んだよう である。人安心だ。じゃあ行くとするか。 アルベルトについて城の裏側にある広場に 向かう。入り口を管理している兵に挨拶を して中に入ると一面の芝フが広がっていた 。ここが射撃場。簡単に言えば魔術の 的当てができる場所だ。大がかりな魔術の 実験をする場としても使われるため危ない ので子供の俺は1人では入れないのだ。 はあ。いつ来ても広いですね。城の魔術師 たちも的を狙って炎や水の魔力級を飛ばし ている。魔術を使用する感覚は人によって 異なる。で言えば同じ過を放つ場合でも 全身から集めた魔力をいつに集めて放つ 流れのスムーズさ、速さなど連度は 1人1人異なる。それを見ているだけでも 結構楽しいのだ。魔術師たちに興味心々な 俺を見てアルベルトは微笑む。母はロイド は本当に魔術が好きだな。ええ、大好き です。そう。素直に喜んでくれると連れて きた会があるというものだよ。 さて、それじゃあ僕たちもやるかい。はい 。アルベルトは頷くと兵士たちに命じて敵 を用意させる。100mほど離れた場所に 1から9までの数字が刻まれた代償様々な 敵が並んだ。人のを見るのも楽しいが もちろん自分でやるのが1番だ。中踊り地 で大っぴらに魔術を使う機会はないからな 。をこうしているうちに敵の配置は終わっ たようだ。ではロイドからやるといい。 分かりました。敵当ては説明するまでも ないような簡単な競技だ。先手と5手に 分れて10回ずつ魔術級を放ち、大きな 数字の書かれた的を多く倒した方が勝ち。 それだけである。もちろん数字の大きな的 ほどサイズが小さく当てにくくなっている 。的を前にして俺は魔力を指先に集めて 火球を作り出した。もちろんただのでは ない。現在研究中である回転運動を 取り入れた改造魔術だ。魔術を構成する 術式を持てり、魔力級の核に回転力を持た せることでただまっすぐ飛ばすだけでなく 様々な方向への変化が可能となる。 もちろんそんなことをしなくても普通に 動きを制御して中央無人に動かすことも 可能だが、そんなことをして当てても 面白くない。せっかく実験できる機会なの だから色踊りじてみたいもんな。高速で 迫りくるパズ。俺のそばにいたベアウルフ たちが立ちふがる。ガウぐるお。もしかし て俺を守ろうとしてくれてるのか。でも 危ないぞ。 知りかせようとしたが間に合わない。邪魔 をするな。パズが両腕を振うとベアウルフ たちは引き飛ばされた。 地面に叩きつけられたベアウルフたちが 悲鳴をあげた。こいつ自分の眷属をなんて やつだ。パズは倒れすベアウルフたちには 目もくれず、俺目がけて体当たりを ぶちかましてきた。ドスンと自動発動した 魔力消壁ごと俺の身体は湖へと吹き飛ばさ れる。だが風景魔術非秘傷発動。風を まとった俺はコ面の上を滑り中央あたりで 止まった。しゃあ。翼を広げ地面を蹴り 即座に追撃してくるパズ。振り下ろされた 右手から放たれる魔力派を魔力消壁で 受け止めた。 自分で育てた大事な眷属だろ。殴るなんて ひどいじゃないか。何を言っている?我に 逆らう愚かな犬なども早や眷属でも何でも ないわ。貴様を殺した後に全て首り殺して くれる。ひどいな。モフモフ帝国を作るん じゃなかったのかよ。魔獣帝国だ。顔を 真っ赤にして俺を殴りつけてくるパズ。 ダメージは全くないが、それでも魔力消壁 をきしませるほどの威力。ただ殴っただけ 邪高はならない。これも魔力の性質変化か 。上期限で花歌を歌いながら俺たちの戦闘 を行くを。行先が同じだからと同行を 申し出アルベルトもそれを許可したのだ。 もちろんただついてくるわけではなく魔物 が出てきたら戦闘もこなしている。動力は この絵たちより2段は上といったところか というか以前あった時より技がさえている 気がする。あれから修行でも積んだの だろうか。1人で魔物を半分くらいは倒し ている。その強さと性格から最初は警戒し ていたこの絵たちもタオに心を許し始めて いた。全くアルベルト様もあんな怪しげな 少女に同行を許すなんてどうかしています 。ねえ、ロイド様。あはそうだね。ただ シルファはタオのことが気に入らないのか 不嫌そうだ。俺もタオとは目を合わさない ようにしているのだがちらこちらを見て くる。まさか俺のこと気づいてないよな。 じいつの間にかタオが俺の近くにまで来て じっと見つめていた。うお、びっくりする じゃないか。ねえ君私たちどこかで会った ことないか。さ、さあ、わからないな。 いきなりの質問につい視線が泳いでしまう 。ムー、なんだか怪しいね。でも会ってる はずがないのは私にも分かるなのに。何な のこの感じ。やばいな。この視線怪しまえ ている気がする。その原因は間違いなく木 の呼吸だ。ついさっきまで修行のために木 の呼吸をしていたからな。呼吸の仕方が ロベルトと似ているから怪しんでいるの だろう。しくじったとはいえいきなりやめ たら不自然だしここは知らぬゾで押し通す しかない。あの時姿を変えていたのは不幸 中の幸いだったな。ロイド様森の方を見て くだせ。あの娘が探しているという祠ら あれがそうじゃないんですかい?グリモの 声に従い森の方へ視線を向けると木々の 隙間から古ぼけた石の建物が見えた。 ナイスだりも追い払うチャンスである。 あれが君の向かおうとしている祠じゃない のかい。おお、まさしくあの祠よ。 ありがとね。兵士の皆さんにもお世話に なったね。それでは私はこれで失礼するよ 。タオは慌たしく頭を下げるとすごい速さ で走っていった。ふう。よかった。なんと かバレる前に追い払えたか。ありがとな グリモ。へ、気にしないでくだせえ。 ロイド様の使い間として当然のことをした だけっすよ。それにこの程度であんたの 信頼を変えるなら安易もんだぜ。くん。 何か言ったか?いえ、何もそ、それより あの祠らなんだか妙な感じがしますぜ。 そうなのか。魔術には全て影象が存在する 。ただほとんどどの魔術師は各々自分に あった形で術式で無営症かあるいは観略化 しているのだ。の魔術なんかは影も魔力も ほぼ必要ないが上位魔術になってくると さすがに術式だけでは補えないため呪文の 影が必要となってくる。それを二重で同時 発動させる。果たしてどんな効果が 生まれるのかワクワクするな。行くぞ、 グリモ。えい。俺の言葉と共に右手に グリモの口が開いた。改めて呪文の影を 開始する。 やあ。突如グリモが悲鳴をあげた。なナな 。今のは一体何なんですさ。え、呪文を 影承しただけだが、今のがなんかとんでも ない量の呪文が一気に聞こえたんですが、 ああ、呪文束だよ。一呼吸に100の呪文 を束にして突っ込んでいる。宣告হয়ে ついだがその束である。 人ともなればこのくらいできると思ったのだが。 いや、無理っすよ。 呪文束くらいは知ってますが、束ねられるのは生ぜ 2つか3 つくらいっす。その影象速度についていくには開魔術の例えば火球とかでないと無理っすよ。火球に承は不要だろ。いえ、自分は普通に必要すよ。驚いた。 火球みたいな買魔術にも影が必要なのか。 古代魔術は影少重視の文化なのかもしれ ないな。こっちは逆に影縮に特化した術式 を編んでいるから買魔術に影承はできない んだよな。まあそういうことなら仕方ない 。じゃあ俺1人でやるしかないか。人って ことは2人分のA賞を1人でや るってことっすか。ああ、とりあえず こっちの口で普通に喋れるかだが。ああ。 うん。普通に行けるな。手の口から声を 出してみる。妙な感覚だが難しくはない。 これなら1人20章もできそうだ。念の ため結回を張っておくか。では改めて 円列火球と滝列水求2つの上位魔術を20 影する。やや上空に座標を指定した。それ は正確に発動している。いるのだがなんだ こりゃ。とんでもない魔力の氷を感じる。 これ以上やると結界が持たない。そう判断 した俺は魔力供給を立ち、強制的に発動さ せる。直後混じり合った2つの魔術が破裂 する。ドーン と大爆発を引き起こし結界は消滅。の雲が 消し飛んでいたな。南通威力。ああ、 こりゃすごいな。これが20重か。かなり 威力を抑えたつもりだったが、それでも俺 の結界を破ると花。全力で打ったらどう なることやら。なんだ?城の上空ですごい 音が聞こえたぞ。まさか竜でも現れたか? 走れ走れ。ハから見張の兵士たちの声が 聞こえてきた。やべ、見つかったら怒られ ちまう。俺は屋上から飛び降り自分の部屋 へと駆け戻るのだった。もちろんいいわよ 。ロイドならきっとできると思うから。 本当ですか?ええ、そうね。まず大切なの はたっぷり貯めた後アリーゼはにっこりと 笑った。あいよ。一瞬の沈黙。 アリーゼは言葉を続ける。私思うの。愛 こそが言葉の通じない私たちをつぐ絆なん だって。どんな魔獣だってこちらから愛を 与えてあげれば絶対に分かり合えるわ。目 を輝かせながらようと語るアリーゼを見て エリスは疲れた顔でため息を吐く。わあ、 アリーゼ様は生まれつき勝手に動物が寄っ てくる予査のような方です。そんな特殊 事例など参考になるはずがないでしょう。 余さ。ちょっとエリス、それはひどいわ。 本当のことです。2人は言い争いを始めた 。いい争いというかじれ合いというかこの 2人は姉妹のようである。難しいこと なんて必要ないわ。ふわっとしてパーっと すればいいのよ。ねえ、リル、私の思い、 私の言葉よく伝わるでしょう。ほら、ウン リルはそうだとばかりに頷くとアリーゼに 頭をすり付ける。アリーゼが手を広げ楽し そうにくるくる回ると、その周囲に鳥や ウサギなどの小動物が集まってきた。 まるで花でも浮かんでいるような空気、 メルヘンでファンタジーな絵本みたいで ある。エリスはそれを見てドん引きしてい た。確かに余さだ。ゼックしていたグリモ がようやく口を開く。ロイド様ありゃダめ ですぜ。よく言えば天才派。悪く言えばお 花畑でさ。まともに話のできるタイプじゃ ねえですよ。ひどいこと言うな、お前。 まあ概同意見だけど各かにアリーゼは 理屈的とな話ができるタイプではない。 ただそれでもやり用はあるのだ。なるほど 。大体分かりました。アリーゼさんな。 方向を上げながら突っ込んでくる ベアウルフ。この絵たちは剣を 構え迎え打つかだめ。ベアウルフは斬撃を 物ともせずこの絵たちを吹き飛ばした。 その勢いのままこちらへと向かってくる。 お2人ともお下がりください。シルファが スカートをひ返し、俺たちの前に立つ。 しらりと見えたスカートの裏側からは無数 の投げナイフが見えた。それを目にも 止まらぬ速さで抜き放ちベアウルフに到的 する。1本は額、2本は固め、もう1本は 大きく開けた口の中へと命中した。うご。 演球。苦しみ破れるベアウルフに アルベルトが巨大な炎の塊を放つ。ズンと 炎がベアウルフに命中し、体毛を 焼き尽くしていく。しばらく暴れ回ってい たが、魔術の炎は消えず、そのうち力つき てしまった。だがあ、ベアウルフは 埋めき声をあげ倒れした。動かなくなった ベアウルフを見てこの絵たちが完成を あげる。うお。さすがはアルベルト様だ。 素晴らしい魔術でございました。あっと いう間にアルベルトはこの絵たちに 取り囲まれてしまう。どう上げでもしそう な勢いだ。け、あれはロイド様の魔剣の おかげですぜ。奴自身の力じゃねえ。 ドイツもこいつも見る目がねえっすな。 グリモがそれを見て毒づいている。なんだ か苛立っている様子だ。何を起こってるん だ?そりゃ怒りやすいぜ。評価されるべき はロイド用なのになんであいつが言いかけ てグリモは口をつむな。何を言ってんだ俺 様は。こいつがみんなに評価されたら後で 利用しにくくなるじゃねえか。むしろ 高都合のはずなのに。クそわけがわから ねえだが。なんだこの苛立ちは。そして またいつものようにブツブツ言い始めた。 相変わらずよくわからん奴だ。ロイド、 この絵たちの中からアルベルトが声を 張り上げた。お前が付与してくれた魔剣の おかげだぞ。そう言ってブンブンと手を 振ってくる。俺は愛そ笑いをしながら同じ ようにして返した。とりあえず付与した 魔剣はうまく作用しているようだな。うん 。うん。おお。何なんすかそりゃ。受刑魔 術型台だよ。特定系統に存在する片は魔力 で木や石などを形づり様々なものを 生み出す魔術。特に受系等魔術による片白 は樹目を育てて形とするため弾力と硬さに 富み繊細な造形を可能とするのだ。あっと いう間に俺と全く同じ姿の人形が完成した 。こんな成功な片しは見たことありません ぜ。全くこりゃ頭げたもんだ。ロイド様 そっくりじゃねえすか。そういう風に作っ たからね。似ているのは外見だけではない 。土計も加えることで骨を石、肉を泥、 皮膚を受し、全身に目をはわせ神経とし、 血流のように魔力を流し動力としているの で当然動かすこともできる。土と木で作っ ているためかなりが注ぎ込む魔力次第では 数日は活動可能である。確かに見た目だけ なら問題はないんだが、どうにも動かすの に手がかかってね、作り出した物体を人間 のように動かすのはかなり気を使う。 とてもじゃないが身代わりを動かしながら 外出し、魔術の実験なんて不可能だ。 そりゃ自分の身体を2つ制御するような もんでしょう。人間技じゃねえですよ。 うん。だからこいつの制御をグリモに 頼もうと思うな。驚愕の表情を浮かべる グリモに言葉を続ける。グリモは実態と 精神体の間にいるような構造だろう。だっ たら身体の部分を俺の右手に残し精神体を この人形に宿らせるなんてこともできるん じゃないのか。そりゃまあ増作もねえこと ですが、会話の受けえから大丈夫だ。 グリモは状況に合わせて身体を動かして くれればいい。俺の問いにグリモはなぜか そワそわしている。そのですがいいんです かい?ロイド様の思う通りに振る舞えると は限りませんぜ。俺が頼んでいるんだから 構わないだろう。早速その中に入ってみて くれ。え、じゃあ俺が忙すとブリモは いぶかしむように人形の身体に入っていく 。人形の目が開き、動作を確認するように 手足を動かすグリモ。うん。問題はなさ そうだ。グリモは立ち上がってグリぐリと 首を動かした後、俺に背を向け元をに焼け させた。ぐひ、信じられないぜ。もう こんな自由がもらえるとはよ。 よほど信用されてるのか。こいつが 1 人で外へ行ってる間に周りの人間をうまく使えばグリモえイ 声をかけるとグリモは驚いたのカビ君と肩を振わなぜか恐るお恐る振り向くリモにっこり微笑みかける頼んだよ。そう言うとグリモは放けた顔で俺をじっと見つめてくる。 どうかしたかい?い、いいえ、なんでも ないでさ。パタパタと手を振りながら俺 から視線を外す。あの顔何かんでやがるの か。は、そうか。俺様を試してやがるんだ 。自由に泳がせていると見せかけ、裏切り の気配を見せたら殺すつもりだな。く、 気づいてよかったぜ。奴の魔術は得体が 知れねえからな。そのくらいの術式は余裕 で組んでいてもおかしくはない。ならば今 下手に動くのは特策じゃねえよな。まずは 奴の信頼を得ることに集中すべきか。 そしてまた何やらブツブツ言い始めた。 一体どうしたのだろうか。どうしたぐりも 大丈夫か?いえいえ。なんでもないでさ。 ともかくこのグリもロイド様のために噴骨 最新やらせていただきますぜ。 ええへ。ぎこちなくグリモを見て俺は首を かしげる。なんだか独り言の多いやつで ある。慣れない人間世界での生活で精神的 に疲れているのかもしれないな。普通に 考えてこれだけの動物を買い鳴らすなんて 常人には無理だろう。俺と同じ血を引い てるし、魔術師としての才能が発言してい てもおかしくはない。生まれつき筋や才能 に優れたものの中には無意識に魔力を扱う ものも珍しくないのだ。塔にたどり着いた 俺は正面にある大きな扉をノックする。 姉さん、アリーゼさんいますか?ロイド です。少し待っていると中から黒髪メイド が出てきた。書くか名前はエリスだっけ? 覚えていただけて光栄です。ロイド様、お 久しぶりでございます。うん、久しぶり。 アリーゼ姉さんに会いたいんだけど かしこまりました。少々お待ちください ませ。ペコリと頭を下げ、塔へと戻る メイド。さらにしばらく待っていると扉が 開いた。ロイドガバといきなり抱きしめ られた。アップカふカ の柔らかな感触をぎゅっと押し付けられる 。苦しいロイドロイドロイド。もう久し ぶりね。あなたから会いに来てくれる なんて姉さんとっても嬉しいわ。さらに グリぐリと頭も撫でてくる。痛い。 アリーゼ様、おやめください。ロイド様が 苦しがっておられます。え、あら、本当 ごめんなさいね。アリーゼは謝ると俺を 抱きしめる腕を緩めた。ふう。苦しかった 。だからあまり来たくなかったんだよな。 アリーゼは昔から俺を見つけては抱きつい たりキスしたりとおもちゃにしていたので ある。咳込みながら顔をあげる俺の目の前 にいたのは薄べに色の長い髪をふわふわと させた女性。髪だけではなくドレスにも ファーやポンポンがついており全体的に ふわふわだ。ちなみに胸もふごめんね ロイド姉さん嬉しくなっちゃってそれで 一体何のようかしらアリーゼはそう言って ニっこりと微笑むのだった。シルファは 牧刀を握りまっすぐに切りかかっていく。 振り下ろす剣を軽くいなしながらシルファ へと牧刀の喫先を返した。シルファはそれ を受け距離を取った。うん。いいですよ、 ロイド様。口元にエミを浮かべながら俺と 剣を交えるシルファ。よし、いい感じに ごまかせているな。初めてシルファから 堅術ごっこを持ちかけられた時、俺は泣か れた。あまりに弱すぎてである。当時7歳 くらいだった俺を捕まえてそれはないと 思うのだが、シルファ曰くふざけていると しか思えない弱さだったらしい。俺は本気 でやっていたつもりだったが、その 恥ずかしながら前世の頃から運動は苦手な のだ。それからシルファのスパルタが 始まった。毎日刀を握らされ、非妊相手に 何度も何度も打ち込みをさせられた。 運動嫌の俺にとってはまさに地獄。完全に 堅術ごっこの息を超えており、その後の 読書に師障が出るレベルだった。なので俺 は少しずるをさせてもらうことにした。 魔術の中には物体を操作制御する類いの ものがある。それが制御系統魔術。これを 使えば自身の身体をプログラムした通りに 自動操作することが可能。現在はシルファ の動きをトレースし、俺の身体で再現して いるのだ。カかカキン 牧刀がぶつかり合う音が辺りに響く。あは 、素晴らしいです。ロイド様。シルファの 動きをトレースしているので当然互角で 打ち合えている。棒よりの様子みにして おけば比較的肉体への負担も少ない。ふう 。では今日はこの辺にしておきましょうか 。しばらくすると満足したのか。シルファ は額体の汗をった。ふう。やっと終わった か。自動で動かしていただけとはいえ、 それでも結構耐えるな。みたいが少し重い 。座り込んで休んでいるとシルファが キラキラした目を向けてきた。ロイド様の 権技メキメキ上がっていますね。これなら 私と互格にやり合う日もそう遠くないかも しれません。あはそそうそうかな。 シルファの権技をトレースしているからな とは口が避けても言えない。向こうも当然 手加減をしているのだろうが、最初に比べ ても少しずつ早く強くなっているにも 関わらず俺が対応しているからメキメキ 強くなっているように感じているのだろう 。俺が制御系統魔術でやっているのは あくまでも相手の動きに合わせているだけ だからな。まあ、いきなり本気で 切りかかってくることはないだろうし、 しばらく魔術でずるしているのはバレない だろう。バレたらその時考える。 とりあえず本が読みかけだし、早く図書館 に戻りたい。じゃあ俺は図書室に帰るから 。はい。お疲れ様でした。うん。うん。 素晴らしい噛み立てぶりですね。ゆくゆく は騎士団長か牽制か。ふ、将来が楽しみ です。シルファは何やら恐ろしげなことを ブツブツ言っているが多分気のせいだろう 。図書室へと帰る俺をシルファは笑顔で 送り出すのだった。わあ、すごいですな。 時々一般人に解放しているらしいよ。動物 園として国内でも珍しい同植物が見れる からと解放の日は大勢の人が訪れる。 ちなみにその時の案内人はエリスアリーゼ がやりたがっていたが、それはさすがに 止められていた。部屋の中央にある白い テーブルにアリーゼと共に座った。エリス 、お茶を用意してちょうだい。かしこまり ました。エリスは頭を下げるといつの間に か手にしていたTで茶を注ぐ。ハーブの 良い香りが辺りに広がり、アリーゼは心地 よさげに目をつる。早速ですが、アリーゼ さんの魔獣を見せてもらいたいんですけど 。あらせっかちさんね。ふふ。分かったわ 。ロイドの頼みですもの。リルアリーゼが 呼ぶと建物の屋根からふわっとした毛玉が 起き上がる。さらりとした長い足、全長 ほどもある長い尻尾。ぴょコンと立った耳 が動き、主人であるアリーゼの方を向いた 。リルと呼ばれた巨大な狼は力強く跳ねる とアリーゼの元へ降り立つ。金色のけ並と 金色の瞳の美しい魔獣。背の高さは3mは あるだろうか。すごい威圧感である。紹介 するわ。この子はリルよ。さ、ご挨拶 なさい。ウん。か高かい声でリルが泣くと 白が俺の後ろに隠れた。界から怖いの だろうか。それでも白は興味深ぶかげに リルをじっと見上げている。こいつは レッサーフェンリルですな。ベアウルフの 上位種の割とやばめな魔獣ですぜ。上位種 かだから白も興味深影なのかもな。フェン リルってのは警戒心が強いため滅多に確認 されないと聞いたことがある。戦闘力も 高く倍でドラゴンを買ったりもするらしい 。血闘シュレッサーとはいえ、そんな魔獣 を買い鳴らすなんて、アリーゼは俺が思う よりすごいのかもしれない。これは教えて もらえる内容にも期待できそうだ。お願い します。俺もアリーゼさんとリルのように 白と石疎通をしたい。これが不魔術か。 なかなか面白い。もっと試したいところだ がまずいがないんだよな。ないなら作って みるか。そんなことができるんですかい。 原料の段階まで分解すれば配合材料と比率 が分かる。それを組み合わせれば再現 できるはずだというわけで余ったまずい液 を小便に入れ度上昇を発動させる。ただし 今度は強化の術式を編み込んでただ。こう することで原料にまで戻すことが可能。術 をかけてしばらくまずい液の色が黄色く 変わり始める。 さらに液体の中から様々な決晶が集まり、 そこに溜まっていく。よし、分解完了。 ええ、こいつがまずい液の原料ってわけ ですか?そういうこと。液体部分はただの 油だな。油は魔術とも金属ともに相性が 良い。だからある程度想定していた。中の 決晶は主に銀貨。火幣で代用できそうだ。 こっちの赤い粒は赤まコナだな。赤まは 強力な魔物の心臓部にある核をすりつぶし てできた粉。魔力を非常によく通し、液体 とも混ざりやすいので様々な素材に用い られるのだ。そしてこの赤ダンジョンの角 と並べてみると非常によく似ている。 やはりダンジョンというのは俺の予想通り 魔物の一種なのだろう。 つまり手に入れたダンジョンの角をすりつせば使えるな。こっちの材料もクリアだ。ってことはここにあるものでまずい駅はできそうだな。 おお、すげえぜ、ロイド様。 構想が分かればやってやれないことはないはずだ。よし、明日材料集めて調合してみるか。燃え盛る炎、前踊る炎、振り注ぐ炎、しく全てを滅ぼすよ。 来たれたれたれが唱を開始する。あれは悲系統が神魔術熱園の少だな。価か アルベルトは上位術まで 使えなかったはずだがつの間につけたのだろうか。だ問束を使っての高速まではできないのか。常の少である。呪文が紡がれるの周囲に魔法陣が生まれていく。 美しい紋用が鮮やかに浮かんでは消えて いく。呪文だとそういうのも全て省略さ れるからちょっと味けないんだよな。とは 言え振るだとかなり長かった記憶がある。 影完了までのその間タオとシルファがパズ を抑え込むという手はずなのだろう。はあ 。いや、2人の攻撃はまともに通ってない 。いや、多少の傷は与えているのだが。 すぐに言えてしまっている。どうやら半分 精神体である魔人には物理的なダメージは 通りにくいようだ。ロイド様、いくら最上 今魔術だろうが魔人であるやには聞きませ んぜ。そういや以前にそんなこと言ってた な。その割にすぐ参ってたけどそりゃ あんなもん食らったらね、結局どっちなん だよと内心突っ込む。まあいいや。それ よりグリモは魔力の性質変化って得意な方 か?ってまだその話続いてタスカイまだと はなんだ?まだとは最優先事項だろうが。 わあ、そりゃ魔人は魔力の性質変化は得意 すからね。やり方くらいは分かりやすが さすがにあの人たちを放置して教えるのは まずいんじゃないっすかね。グリモが戦闘 中のアルベルトラに視線を送る。大丈夫だ よ。 少し前から血魔術をかけているからな。 向こうが回復するならこっちもだ。みんな には全国魔力国印を飛ばしてつけておいた のだ。これは魔術を自動で当てる マーキングのようなもので1度つけておけ ばわざわざ狙い直す必要もなく魔術の対象 とできる。連れて行かれた先は城の隅に あるレガを積み重ねて丸型のドームにした 建物。部からは煙突が生え、近くには井戸 がある。昔この建物は何だろうと中を覗い てみたが中は物置きになっていたっけ。 一体こんな場所に何のようだろうか。お、 ここだ、ここだ。懐かしいな。リアンは そう言いながら扉を明る。中は以前見た時 とは全く違った。部屋の中央には巨大なロ が置かれ、金とにハンマー、ペンチのみ、 冬、様々な薬品、様々な家事道具が並んで いた。ここは俺がガキの頃に使っていた 工房でよ。留学の際に道具を持っていって たんだが、帰るってことで一速先に 送り返しておいたのさ。今日から向こうで 学んだ家事仕事ができるってもんだぜ。 花歌を歌いながら道具を触るディアン。 その顔は子供のようにキラキラしていた。 ディアン兄さんは家事が好きなんですか? おお。だから向こうで色々学んできたんだ 。向こうはすごいぜ。不魔術や魔剣政策の 技術が進んでいてよ。このままじゃ行け ないと思ってアルニーに相談したら優秀な 不与術師を紹介してくれるって言うから 期待したんだがまさかロイドとはな。ああ と従々しいため息を吐いてリアンは俺を 睨みつけた。ロイド悪いがアルニーの言う ことを鵜呑みにはできねえ。お前が本当に 不与術師として優秀なのかどうかまずは 試させてもらうぜ。わあ。くん。なんだか 厄介なことになってきたな。ついてきた城 が不安げに俺を見上げている。この液体が 何か分かるか?リアンは水瓶の中に入った キめく液体を差し示しす。まずい液ですね 。付与の際に術式と共にする液体です。 向こう基本は知っているようだな。だが これはどうだ?各かに庶民である俺の家は 貴族たちに比べると貧しい。入学金も自分 で働いてようやく払い、教材も基礎の魔術 書1冊しか買えなかった。だがそれ1冊で もやれることはかなり多く毎日新たな発見 があった。礎魔術でも術式の組み合わせ、 職媒の組み合わせだけでも無数の減少が 起こせるほど魔術ってのは奥が深い。その ために実験やら材料の調達やらやることが 多すぎて人のことに気を取られている暇 など全くなかったのである。そう。彼に 言ったら月行しながら俺に血闘を申し込ん できた。俺は戦いは嫌いだ。だからすぐに 断ろうとしてふと思いとまった。彼ら貴族 の使う魔術とは一体どのようなものだろう と。庶民の俺と貴族である彼らとでは資本 も才能も全く違う。俺が見たこともない ような魔術を見せてもらえるのではないか と考えた。考えたらどうしてもそれが見 たくなってしまいついを受けてしまったの だ。少し痛い思いをするかもしれないが、 負けても命まで取られるわけではない だろう。そんな甘い考えで結論から言えば 彼らの魔術は素晴らしかった。あれが上位 魔術というものだろうか。巨大な炎が渦を 巻き、氷嵐が吹きすぶ。俺はその光景に ただただ見惚れた。見惚れて無防美にそれ を受けんだ。お前は夢中になると周りが 見えなくなるから気をつけろ。なんてよく 注意されていたが、まさかこんな結末を 迎えることになるなんて。自分のまま抜け さが情けない。だが最後に考えていたのは 、ま、抜けな自分を呪うことでも、血闘を 仕掛けてきた貴族を恨むことでも、自分を 育て学園に入れてくれた両親への感謝でも なかった。それは俺を殺傷せしめた魔術へ の考察。どういう術式だったのか。その 理屈はそもそもあれほどの出力を1人で 生み出せるものなのかだとすると必要な 魔力量は術式はあるいは何か特殊な発動 条件があるとかもしくは職媒を使用したか はたまた他人数で魔術を使ったのかなど など 考えれば考えるほど止まり行くはずの心臓 が高なるのを感じていた。 本当に無念だ。世界にはまだ俺の知らない 魔術がたくさんあるだろうにその全てを 知らぬまま死んでしまうなんて。願わくば 全ての魔術を知りたかった。理解し、習得 し、極めたかった。もっと魔術の親に溺れ たかった。そんなことを考えながら俺の 意識は遠いていった。俺の言葉にエリスと グリモが驚いている。アリーゼは顔を パーっと明るくして俺の手を取りブンブン と振った。え、そうよロイド愛なのよ。愛 かどうかはともかくとしてアリーゼから 漏れる魔力を見ていて分かったことがある 。アリーゼはリルに命令を与える時身と リルの頭を魔力でつげているのだ。そう やって自分の思考を読み取らせているの だろう。無意識に魔力の性質変化をして いるのだろうが、なるほど盲点だった。 あの方法ならリアルタイムで自分の思考を イメージで伝えられる。命じるのでなく 共有するのだ。そしてイメージなら得意で ある。白。俺は同じように魔力を伸ばして 白の頭につなげる。そして俺は白にそうし て欲しいようね念ねじる。白はと目を丸く すると駆け出した。そして俺たちの周りを 大きく回り始める。1週、2週、そして3 週回り。オンと元気よく吠えた。俺の思っ た通りにである。よし、俺の目ろみ通りだ 。う、嘘でしょう。あのアリーゼ用王の 説明で理解したのですか?エリスが目を 丸くしている。うん。うん。すごいわ、 ロイド。さすが私の可愛い弟。あいね。 いえ、絶対違うと思いますよ。違いません よ。う田。2人はまたいい争いを始めてた 。仲がいいことである。まあ、もうようは 済んだし長いは無だ。行くとするか。それ じゃあアリーゼさん、ありがとうござい ました。え、もう行っちゃうの?せっかく 出しお茶を飲んでいきなさいな。いえ、今 は喉が乾いていないので。あん、ロイド。 俺は手を振り、アリーゼに別れを告げる。 涙アリーゼの横でエリスが何やらブツブツ 言っている。一呼吸に7つがれる呪文タ。 それを2つの口で同時に唱えていく。術問 が無数に並び結界内がまばゆく輝き始めた な。なんだその高速A賞は?あれほどの 密度を持つ呪文タ束を簡単なく編み込んで いるだと。ぐーあ、頭が痛くてえそうだ。 行くぞ。そして術式を解放する。術問が 開き、そこから放たれる無数の魔術。ぶ パズの声が一瞬聞こえたが、結界内部に 吹き荒れる破壊の本流ですぐかき消されて しまった。1秒に1サイクル1分で240 回の最上位術の連続。以前グリモにやった のと同じ攻撃だ。ん?数秒後に気づく。 結界内の手応えがなくなっている。俺は 術式を消し、結界を解除した。黙クモクと 上がる煙の中からミーラのように光らびた パズが湖海に落ちた。パズのミーラは わずかに口を動かしながらプカプカと浮い ている。う、そんなパズを見下ろしグリモ が笑う。へ、あれだけでかい靴叩いた割に 随分あっけなかったな。こら、煽るなよ、 グリモ。っていうか、お前も大概でかい口 叩いていただろ。でもグリモは30分 くらい耐えてたっけ?まあ、あまり変わら ないか。しかし結局ダメージ受けてるじゃ ないか。本当に魔人に魔術は効かないのか ?普通はそうす。ただ半分精神体である 魔人には音や光などで感じる不快感がその ままダメージとなるんですよ。ほんの わずかですが、それを続けて浴び続けると こうなっちゃうわけか。音や光でダメージ を受けるなんて意外と繊細な奴らだな。 魔人ンって意外と大したことないのかも しれない。ん?パズが何か言ってるな。俺 は光びたパズをひょいとつまみ上げる な。なぜだ我の努力がこんなにもあっさり となぜ勝てぬパズ。お前はずっと大変だっ たとか苦労したとか言ってたけどさ、そう いうのもっと楽しんでやった方がいいよ。 の真で。うん。だって楽しくないのに無理 してやっても身につかないだろう。それに そういう気持ちはハ花の魔獣たちにも必ず 伝わる。伝わればそんなやの命令なんて 聞きたくないよ。お前自身がもっと楽しん で魔獣たちと接していたら俺がちょっと 暗い魔力を与えても願らなかったと思うぜ 。ほの少し退治しただけだったが、パズの 魔獣たちへの態度は決して良いとは言え なかった。俺が魔力を与えたのは単なる きっかけでいつを向けられてもおかしくは なかったろう。図書館の静寂を破ったのは 女性の声。充実した毎日を送っている俺だ が面倒なこともいくつかある。その1つが 声の主。俺の教育を任されているメイドの シルファだ。シルファは俺を見つけると 駆け寄ってきてしゃがみ込み優しく微笑む 。長い銀髪がりと落ち、それを指で救った 。やはりまた図書館にいらっしゃったの ですね。もう本ばかり読んでいるのは身体 によくありません。私と一緒に外で遊び ませんか?その笑顔にはうを言わせぬ迫力 があった。シルファにとっては子供は元気 に外をかけ回るのが普通で図書館に小もり きりな俺を売れているのかしばしば 連れ出そうとしてくるのだ。余計なお世話 なのだが俺のことを思っていっているのは よく分かるのでなかなかそうも言えないん だよな。俺はためを吐くと諦めて本を 閉じる。分かったよ。シルファ。そんな 悲しい顔をしないでくださいまし。本は いつでも読めますわ。ほら、せっかくいい 天気です。外へ参りましょう。そんなわけ でシルファに手を引かれ、俺は庭に出るの だった。ロイド様、今日は堅術ごっこで 遊びましょう。え、また男子る物術の1つ も確むべしですよ。さあ、牧刀をお持ち くださいませ。シルファは僕を俺に渡し、 自分も構える。さあ、どこからでも 打ち込んできてください。満面の笑を 浮かべるシルファ。その構えはリラックス しているが堂々としたものだ。それもその はず。シルファの父は騎士団長で代々合族 の堅術薬をしているのだ。娘である シルファもかなりの腕前で以前兵士に しつこく絡まれていた時、あっという間に 相手の剣を奪いその首元に突きつけたのを 見たことがある。画面僕で美人だが融通が 効かない。ちょっと追っかない人。それが シルファだ。だから俺が手を抜いていたら すぐ見抜いてくるので本気でやる必要が ある。俺は剣を握り直し正願に構える。 行きますよ。うん。遠くからではよく わからないな。だが単独行動はできないし 機会があれば行ってみるか。アルベルト様 湖が見えてきました。先行していたこの絵 が声をあげる。目を凝らせば木々の隙間 から太陽の光に反射してキラキラ光るのが 見えた。よし、ここらで

【異世界漫画】無自覚な天才魔導具師はのんびり暮らしたい。 1~27,1【マンガ動画】
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